†Testify Your Own / Angel Gear†
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Last Update/2012.02.05
◇ 第69話『Meaning of birth』◇
「才能と、努力プラス経験。どっちが強いと思う?」 ――三条恭花
ミドルフェイズ:シーン1/2/3/4/5 Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending
GM/ヴィヴリオ:「さて、報告を聞こう」 GM/ヴィヴリオ:「WXはどうだった? 手酷い洗礼を受けたようだが」 智一:「は。使えるものである、と考えます。……ただし」 智一:「外部と内部双方よりの有人制御、味方数十から数百人を巻き込む自爆兵器としてならば、ですが」苦虫を噛み潰したような。 GM/ヴィヴリオ:「なるほど」 GM/ヴィヴリオ:「で、どうすれば使えるかね? ムダにするわけにも行くまい?」 智一:「コンセプトとしては“ベルゼルク”に近いものと聞いておりますので、同機のドライバーならば何らかの意味を持つ……と考えますが」 智一:「それを見越して、彼らを出迎えに寄越したのではなかったので?」 GM/ヴィヴリオ:「……まぁ、な。とは言え、あのような形だとそれもどーかと私は思う」 智一:「……滑走路も結構抉れてましたね」視線、明後日。 GM/ヴィヴリオ:「まぁいい、ローゼンシルの監督は君に一任する」 GM/ヴィヴリオ:「再訓練には鳴神少佐を使うといい。あれは面倒見がいい」 智一:「は、了解です。……個人的には、菅沼がどう対応するのかが問題であるようにも思います」真顔で。 GM/ヴィヴリオ:「楽しいとはおもわんか」 智一:「胃薬が必要な楽しさは、御免被りたいですね」キリキリキリ。 GM/ヴィヴリオ:「頑張ってくれたまえ」 智一:「ええ、適当にやらせて頂きます。いつものように」軍隊用語で(笑)。 GM/ヴィヴリオ:「ローゼンシルに関する資料は、起動実験のものを使え。あと、君の部屋にプレゼントを用意しておいた。是非使ってくれると嬉しいよ」 GM/ヴィヴリオ:「以上だ」 智一:「……お礼は物を見てからにします、ええ。悪い予感がよく当たるのが密かな自慢ですので」カクカクと敬礼。 GM/ヴィヴリオ:「ならば、戦闘時にはその予感は遠慮してくれ」 GM:手ぇヒラヒラ 智一:「善処します」ぴ、と手ェ戻して。退出。 GM:さて、君の部屋に戻り……。 GM:中に入る。 GM:何時もの光景。 GM:だが、デスクに小さな箱が置いてある。 智一:机の上から組みかけのプラモの箱をどけつつー。 智一:恐る恐る、れっつオープン・ザ・箱。 GM:輝ける、少佐の階級章。 智一:orz 智一:「……ああ、分かってたさ。分かってたとも…!」 GM:窓の外、青い空にありえないほど笑顔の大佐が浮んで消えた気がしないでもない… 紅夜:おいでませ少佐ぞーん(何 GM:シーンエンド。
GM:ここは滑走路。 智一:所々が凸凹の、滑走路。 GM:現在、1機のシュネルギアが起動している。 GM:機種変更訓練である。 GM:登場しているのはローゼンシル・ウィラー少尉と… GM/恭花:「うーん、そうじゃない、こう!」 GM:ぎりぎりぎり……がくん。 GM:ずしーん。 GM:膝をつく人間戦車。 GM/恭花:「えーっと、だから、こう、もうちょっとシャープに!」 GM/ローゼンシル:「……こう?」 GM/恭花:「あ、うん。そんな感じ」 GM:滑走路の補修作業は一進一退である。 GM:ふらふらしてるシュネルギア 紅夜:「……あ、また転んだ。修理大変そうだねぇ、アレ」のへー、と指揮車のハンドルにもたれかかって 新:「先日、中島班長に、替えのアクチュエイターを手配していただいたので……一時間もあれば復帰します」 新:「もともと、装甲は無に等しい機体ですから、ほぼ内部構造の取替えだけでいい」淀みなく。 紅夜:「そっかー。なら大丈夫か。怒られるの私じゃないしー」ざっつ他人事。 紅夜:「……ところで、アラタ君」 新:「はい」 紅夜:「アラタ君から見て、あの子、どう? 新しく入った子」ぐりん、と頭をアラタに向け。 新:数拍考えて、動作を見て、 新:「優秀ですね。一時間でベルゼルクが動いている」 GM/恭花:「うきゃーっっ!??!」ずででーーーーーーーーーーん! 紅夜:「……だね、資質は、結構高いトコ行ってるかも」 資質「は」の部分にアクセントを置いて 新:「自分の稼動データは殆ど使用できない状況ですから。三条のフォローもありますが」 GM/ローゼンシル:「キョーカ、痛い……」 紅夜:「ん。きょーかちゃんのサポートが無かったら、もっと転んでたかもしれないけど……ちょっと、ねー」はふう、とため息 GM/恭花:「私だって痛いわよっ!!」 智一:「……。順調なのか問題満載なのか、判断しかねる状況だな」のっそりと指揮車の扉開け。心なしか、げっそり。 紅夜:「大丈夫、筋は良いよ、あの子。あと10回も転んだらそこそこいいトコ行くんじゃないかなー、中佐、じゃなかった、少佐」 新:「順調でしょう。自分は最初、あの機体を、まともに歩かせることもできませんでしたから」 新:と、のたまう、最弱最遅のギアドライバー。 GM/恭花:「あ、少佐。休憩させてください。ローゼンシルちゃんが、怪我したみたいなんです」 紅夜:「りょーかーい。じゃ、ちょっと休憩しよう。降りてきてー」 GM/恭花:「了解です」 智一:壁に頭をガン! ガン! ガン! ガン!(待)<中佐、じゃなかった、少佐 紅夜:「……?」自分が傷を抉ったとは露知らず、首をかしげ GM:ぷしゅぅ……ぎゅぃーん 智一:「……何にせよ、問題なのは、だ」眉間から血ィダラダラ。 紅夜:「ん」 GM/ローゼンシル:「習熟が遅く申し訳在りません」額から血ぃだらだら 智一:「データには現れない部分。そこが重要になる」資料見つつ。>紅夜 GM/恭花:「ああっ、手当しなさいってばー?!」 紅夜:「……だね」>印南さん 新:無言で救急箱を取る。手際よく手当開始。>ローゼンシル GM/ローゼンシル:「どうも」 GM:割と素直に手当を受ける。 GM/ローゼンシル:「ありがとう、菅沼さん」 新:別段特に反応なし。頷くだけ。>ローゼンシル 新:「三条は、怪我はないか」手は止めず。教科書どおりの動作しかしていないが。 紅夜:「ほら、きょーかちゃんもこっちこっち」手招き。 GM/恭花:「一応は……アイタタタ……」てこてこ紅夜のほうに。 紅夜:「あ、きょーかちゃんも血、出てる」べろん、と舐め、傷バンぺたし。以下同じように。 GM/恭花:「はぅあっ!?」煤i ̄□ ̄;) 紅夜:「あー、ほらほら、動かない。手当てできない」べろん、ぺたし。べろん、ぺたし。本人純粋に手当てのつもり。 智一:「……2人を混ぜて2で割ったら案外丁度いい具合になるかもしれん」真顔でぼそっと。新と紅夜の動作見つつ。(笑) GM/恭花:「いや、いやいやいや!?」 新:「……どうした、三条」 紅夜:がっちりとホールドしつつ手当て続行。 GM/恭花:「なにー?! やー!」 新:「紅夜少佐。僭越ですが」 紅夜:「……んぅ?」 新:「手法として、あまり効果的ではないのではないかと」淡々と。 紅夜:「大丈夫大丈夫、若いんだから、擦り傷なんか舐めときゃ治るよー? はい、おしまい」手当て終了。 GM/恭花:「…………」(ぐったり) GM/ローゼンシル:「菅沼少尉。……私はまだ、貴方の操縦に追いつけていない」 GM/ローゼンシル:「ぜひとも、ベルゼルグの操縦法のコツを……」 新:「無理だ」端的に即答。>ローゼンシル GM/ローゼンシル:「無理、とは?」 紅夜:「……んー、次はアラタ君とローゼンシルちゃんでやってみようかと思ったんだけど」 恭花を膝に乗っけて撫でつつ 新:「正直な話をしますが、……ベルゼルクのデータをご覧になっていますか?」>紅夜 紅夜:「読んだよー、わかんなかったけど」きっぱり。 紅夜:「5分で知恵熱でたらアクシアちゃんが読まなくていいって」 智一:ふむ、と息を吐いて。火ィ付いてない煙草咥えて、手近なトコに着席。 紅夜:「おばさんあーゆーのはさっぱりでねー」たはは、と頭を掻く。 智一:「…………あの女(アマ)ァ」笑顔。笑顔。笑顔。ザ・引きつり笑顔。<知恵熱出たら読まなくていい 新:「自分にあの機体のナビゲーターは担当できませんし、ウィラー少尉をナビゲーターに回すのは無理があるのではないかと考えます」 紅夜:「ふむふむ」素直に拝聴。 新:「機関調整の訓練は、一応受けてはいますし、単なる演習レベルであれば問題なく稼動できますが。二次以降の出力拘束を外した場合、シミュレイターでの事故率は一割を超えました」 新:“知っていること”“散々確認したこと”を語っているだけなので、口調によどみはない。淡々と続ける。 GM/ローゼンシル:「私は元々アペルギアを担当していましたから……。一応、ナビゲートも可能とは思いますが…」 新:「さらに言えば、自分は、ベルゼルクを戦闘状態で、他の先輩方のように稼動させることはできませんので、その方面での指導は不可能です」淡々と続ける。 紅夜:「でも、今はドライバーの方なんでしょ? 乗るとしたらそっちの方だし……さてはてふむー。印南君、どー思う?」 智一:「技術面は専門ではないので、その方面からのアドバイスは出来んが。……ん、そうだな」 智一:「軽く飛ぶだけで構わない。菅沼、ウィラーと組んでみてくれ」煙草を指し棒のよーに使いつつ。 紅夜:「……だってさ」ぐりん、とアラタの方に再度顔を向け。 新:「了解しました」 智一:「戦闘機動をしろとは言わない。デートでドライブするつもりで行ってこい。嫌か?」ニヤニヤ。 紅夜:「きょーかちゃんは押さえとくから楽しんできてねー」がっちり。 GM/恭花:「ぇう?」 GM/恭花:「は、離してください!」 GM/恭花:「印南少佐も助けてぇ〜」(へろりん 新:数拍考え込む。 新:「……いえ、特に問題はありませんが」 智一:「宜しい。……三条。残念ながら、俺は鳴神少佐に命令する立場ではないのでな。諦めろ」HAHAHA GM/恭花:「ぁぅあ?!」 GM:と言う所で、シーンエンド。
■ミドルフェイズ/シーン3 「遊覧」 シーンPC:新。
GM:ベルゼルグが空を駆ける。 GM:飛行は次第に安定していく。最初のよたよたとは大違いだ。 新:特に感慨なく、淡々と操縦桿を操作している。 GM/ローゼンシル:「……どうですか?」 新:離床してから問題は起きていない。よって、会話の起きる場所もない。 新:「安定している」 GM/ローゼンシル:「了解」 新:「V機関、通常出力まで上昇頼む」 GM/ローゼンシル:「了解」 GM/ローゼンシル:「……熱源反応を確認。合衆国の哨戒機と判明」 GM/ローゼンシル:「対応は?」 GM:きぃー…ん 新:「撤退」 GM/ローゼンシル:「進路、お任せします」 新:最短距離を通常機動で切り返す……が、明らかに遅い。リッター並みの加速性。 GM:次第にケルンが薄く、広がっていく。風の壁を切り裂いていく GM/ローゼンシル:「……ロックオンアラート」 新:一拍思考、 智一:『――菅沼。聞こえるか』アラートの中、ノイズ混じりの通信。 新:「はい」 GM/ローゼンシル:「熱源接近、対天使ミサイル」 新:「……ウィラー少尉、コマンド入力停止」 GM/ローゼンシル:「了解」 新:コンソールを淀みなく叩く。何度となく繰り返した動作。 智一:『君達の交戦は許可出来ない。繰り返す。交戦は許可出来ない』 新:ほんの一瞬、ベルゼルクの双子のV機関に火が入る。――誰が制御しているワケでもないというのに。 GM/ローゼンシル:「……?」 新:一瞬だけ爆発的に加速。新当人も、方向舵以外を操作していない。 新:「……機関制御、通常出力で。加速が乗った。振り切れる」 智一:『――菅沼、ウィラー。何をした。持ち堪えるだけでいい。間も無く鳴神少佐が――』ノイズが酷くなる。声が、消える。 紅夜:直後下方より20mmの火線が上がり、爆音とともにミサイルが爆散。そして、白く塗られたアペルギアが上昇してくる。 紅夜:「……ふう、適当でも当たるもんだ。でも、さっきの加速は、一体……?」 GM/ローゼンシル:「不明です、鳴神少佐」 新:無理矢理機関を起動→断絶した結果、低空の弾道飛行に入っております。復帰しないと墜落する(淡々と)。 紅夜:「んー……とりあえず、復帰できそう? そっち」 GM/ローゼンシル:「……状況確認、種別イエロー」 新:「機体は問題ない。まだ飛べる。ウィラー少尉、再起動頼む」重ねて。 GM/ローゼンシル:「セクター202から404まで、再チェック」 GM/ローゼンシル:「機首を12度上昇願います」 紅夜:「……追うよりは、こっちの方が良いよね」ぽつりとつぶやき、ベルゼルクの補助へと。 新:「了解」即時操舵。また、鈍足で上昇機動に入る。 紅夜:「2人とも、大丈夫そう?」覚束ない起動のベルゼルクに、寄り添うように。 GM/ローゼンシル:「……スロットル、パーシャル」 新:「問題ありません。通常の動作です」淡々と操作――。 GM/ローゼンシル:「持ち直しました」 紅夜:「じゃ、一回戻ろう。何かあったら困るし。……あーあー、こちら鳴神。トラブル発生するも復帰。これより帰還する。どーぞ」 GM/ローゼンシル:「……哨戒機、転進していきます」 紅夜:「今は、貴方たちの方が大事だから。戦うよりも」ぽつりと、ギリギリ聞こえる程度につぶやいて 新:聞こえているのかいないのか――。 GM/ローゼンシル:「……私は、駄目ですね」 新:「……いえ、自分よりは優秀だ。数時間のレクチャーだけで、これを動かせている」 紅夜:「……ん。これから、がんばれば良い」 GM/ローゼンシル:「ですが、今の私には価値がありません」 新:数拍考えて、 新:「そうだな。それは違いない。しかし、自分より優秀であることは動かない」 新:「あとは正規の慣熟さえ済ませれば、戦闘にも耐えられる」淡々と。感情を端から差し込まない事実だけを。 GM/ローゼンシル:「………はい」 GM/ローゼンシル:「……ガイドビーコン確認、着陸態勢に移ります」 紅夜:「ローゼンシルちゃん。がんばろう。いっぱいがんばって、もっと強くなろう。こっち(操縦)の腕だけじゃなく、もっといろんなことを。」 紅夜:そう言って、先に降下して行く 新:それ以上は特に何も言わないまま降下に入る。 GM/ローゼンシル:「……もっと、強く」 GM:シーンエンド。
GM:あの訓練飛行から3日。 GM:基地での時間は穏かだった。
GM:基地の食堂。 GM/恭花:「……で、訓練はあれからどうなってるの?」 GM/ローゼンシル:「通常通りに、メニューをこなしています」 GM/恭花:「……成果は?」 紅夜:「ん。結構上達してるよー。転ぶ回数減ったし」がふがふとご飯をかきこみつつ GM/ローゼンシル:「目標は達成しています」 GM/恭花:「少佐、ご飯粒が飛んできますっ!」 紅夜:「あ、ごめんごめん」でもかきこむのは止めず。 智一:「三条。その程度を気にしていては優秀な兵士に……。いや、これは少佐が悪いですよ?」>紅夜 新:「……シミュレイターで、天使兵に反応できている。問題ないはずだ」 GM/ローゼンシル:「私は……、実際に空を飛ぶ方が好きですけど」 紅夜:「ふぅん。それならきょーかちゃん追い抜く日も近いかもねー」さらっと行ってはいけないだろう一言を。 GM/恭花:「……」orz 紅夜:「……? どしたのきょーかちゃん」かく、と首かしげ 新:「ナビシートは……明らかに三条のほうがいいだろうとは思うが」淡々と、既に食べ終えている。 GM/ローゼンシル:「……ドライバー適正の方が在るのですか?」>新 新:数拍考え込んで、 新:「正確には、自分に適性がありません。自分がベルゼルクに乗っていたのは、……」 新:「……ベルゼルクを活かせるドライバーが自分だからでなく、自分が乗って戦力になりうるシュネルギアが、ベルゼルクしか存在しなかったからです」 紅夜:「……ふむ」 GM/恭花:「……」 智一:「……全ての問題は菅沼に帰結するように、俺は思う」めっさ疲れたため息。(笑) 新:「……妥当な判断をすれば、こうなるものではないかと考えますが」淡々と。>智一 GM/ローゼンシル:「ごちそうさまでした……」手を合わせ 紅夜:「……結構、私と似てるんだなぁ、アラタ君。こうしてみると」 新:「……そうですか?」 GM/恭花:「??」 紅夜:「ん。私も、今こうしてるの、別に軍人になりたかったわけじゃないし」 紅夜:「『その時私に出来る他人の役に立てること』が、私には『戦って相手を殺すこと』しかできなかったから、軍人になった。ただ、それだけ」自嘲的に、ふっと笑う 紅夜:「ふっと気がついたら、こんな風になってた」自分を指し 新:「役に立てること、ですか」 智一:「――まあ、何にせよ」ことん、と湯のみを置いて。 智一:「誰かに望まれた何かである、というのは幸せなことだと言われるが。それも周囲から見てのことでしかない」 紅夜:「……」神妙に、聴く。 GM/ローゼンシル:「……判りません。……私には、他人の評価こそが総てですから」 智一:「迷うことがあるなら、まず“自分は何をしたいのか”を考えることだ。それは逃げだが。――終わりじゃないと、俺は思う」 紅夜:「……おお、印南君がいーこといった。……珍しく」 新:「はい。いいえ。したいことなら、ありますが。それを固持するべきでない、と考えます……自分は」 新:右目を瞼の上から叩く。……三条を見る。 智一:「軍隊式の“はい”は、この場じゃ不要なんだが。菅沼の場合、それが自然に思えるのが困りものだな」苦笑い。 GM/恭花:「……何か、言いたいことでもあるの?」>新 智一:「まあ、妥協や挫折は追々覚えていけばいい。今日は静かな日だ。色々考えるのもいいだろうさ」 新:「後で話がある。……個人的な」>三条 GM/恭花:「は、え?」 GM/恭花:「良いよ、聞く」 新:相も変わらず平坦な無表情。内心は読めない。 紅夜:「……ふむ。さて、ローゼンシルちゃん。今日はちょっとお勉強でもしようか。犬の世話の仕方とか。きょーかちゃんとアラタくんは……別命あるまで自由行動、で?」かくん、と首をかしげ、印南に目配せ。 GM/ローゼンシル:「……任務に必要なら、ご教授ねがいます」 紅夜:「命の大切さを知るのも任務のうちだから、必要だよー」ひょいと、ローゼンシルを小脇に抱える。 GM/ローゼンシル:「うあ?」(抱えられ) 智一:「……ああ。俺はクラスの方の仕事もあるんでね。各自、今日は好きにするといい」紅夜に、首肯。 紅夜:「じゃ、あとは若い2人似お任せしてー。撤収」すったかたー、とローゼンシルと共に戦線離脱。 智一:新を一瞥し。湯のみと急須を手に、退出。 GM/恭花:「それで、新くん。話って何?」 新:「……すまん。三条。約束は……守れそうにない」 GM/恭花:「?」 新:「三条のために戦うと、そう言った。困難だろうとも言った。……来るべきときが、来たらしい」 新:一拍。 GM/恭花:「な、何よ。いきなり……」 新:「俺にはもう、その資格がない」真顔で断定する。 GM/恭花:「はぁ……?」 GM:きょときょと 新:「どちらも死なない。死なせない。それを守るには、俺は無能過ぎる。判ってはいたけど」 GM/恭花:「あ、え? ちょっと。何でいきなり、そんな事になるのよ!」だん! 新:「もう、俺が、三条の隣にいるべきじゃない。死ぬ危険がより多い」淡々と。 GM/恭花:「だから、何で!!」 新:「試験飛行の成績から言って、恐らくそういう話になるだろう。俺からも意見を出しておく」 GM/恭花:「……あぁ」 GM/恭花:「何だ、そんなことか……」 新:「……少尉は、ベルゼルクの機動速度に反応できる。溜め込んだ動作パターンで対応するしかない人間と、どちらが妥当かは明らかだ」 新:ちなみに、その動作パターン(さっきのシーンの急加速とか)のために、えんえんシミュレータ訓練積んでたりするわけですが。二人して。(とか妄言) GM/恭花:「――ねぇ、菅沼くん」 GM/恭花:「才能と、努力プラス経験。どっちが強いと思う?」 新:「才能に努力と経験を上乗せしたほうが上回ると思うが」真顔で。 GM/恭花:「おっけ」 GM/恭花:「だから、大丈夫。私のドライバーはあなただけ、よ」 新:「……そのだからは、どこから繋がったんだ、三条」 GM/恭花:「判ってないなら。それはそれ!」 GM/恭花:「じっくり考えてくれて結構よ、私はね?」 GM:にっこりと笑う 新:「……つまり、これも約束の延長か」 GM/恭花:「ええ。私が欲しいのは、結果だけじゃないの」 新:数拍考える。 新:「……判った。努力しよう」 新:不器用なりに、最大限の誠意を持って。 GM:では、シーンエンド。
GM:日が落ちて、じっとりとした暑さが基地を覆う頃。 GM/プシナプシナ:「天使反応を確認しました!」 GM:彼女の管制が耳に届く。 GM/プシナプシナ:「各ドライバー、ナビゲーターは、第一種戦闘配置についてくださいです!」 智一:「先日取り逃がした一機が、仇になった……か?」番茶飲み干し。 紅夜:「もぅ。折角ゆっくり寝ようと思ってたのに……」軍服の前をあけたままどたどたと走ってくる 新:「……辞令はまだ、か。堂々と出撃できるな」かっちりとドライバースーツを着込んで―― GM:では、新の通信機に、基地司令からの直通が入る。 GM/ヴィヴリオ:『――菅沼』 新:「はい」向き直る。 GM/ヴィヴリオ:『今回の出撃。ナビゲーターはどちらを連れて行く?』 新:質問自体に虚を突かれて、一拍。 新:「三条少尉を」だが返答は迷いなく。 GM/ヴィヴリオ:『――よし。往け』 新:「了解」 智一:『個人的には、ウィラーも捨て難いと思うんだがな。昨今は無口系はありがちとは言え―――』 智一:『……すまん、何でもない。忘れてくれ』(何) GM/ヴィヴリオ:『これ以上増えると区別が……。いや、いい。忘れろ』 GM:ブチンw 智一:(ゥボァー) 紅夜:『アラタくんの思った通りが一番だと思うの。がんばってー』ぶぅん、親指びし! ぷちん(何 新:通信が切れた瞬間に速やかに退出、そのままハンガーへ。……間違いなく、そこにいることは判っている。 GM/恭花:「遅いよ、新くん」 新:「すまん。手間取った」 GM/恭花:「何してたの?」 紅夜:「きょーかちゃん、オトコノコにそれを聞くのは野暮って……あいたた、印南君耳ひっぱんないでー」ずりずり(何 智一:「あまり言いたくはないが。少しは年を考えてくれ、鳴神少佐」ずーるずーる。 新:「上官の配慮を受けていた……のだと思う。恐らく」 GM/恭花:「……あの二人?」 新:断定はできないが、と言いつつ、速やかに起動準備開始。馴染んだ動作。 新:「ヴィヴリオ大佐もだ」 GM/恭花:「おっけー、オールグリュ……えええええええええええええ?!」 新:「どうした、三条」手は止まらない。 紅夜:「んー? どしたの、きょーかちゃん」アペルギアを起動させつつ GM/恭花:「いや、ちょっと驚いた。……だけ」 新:「そうか……。離床準備完了」 智一:『冷徹なようだがな。案外、洒落を解する人だぞ大佐は』通信越しに。 GM/恭花:「……ほんとですか?」 智一:『……時たま、おいおいそれは洒落で済まないだろうって話を、真顔で押し付けてきたr(ぶつっ)』 智一:謎切断。 紅夜:『……だねー』げんなりした声が通信越しに。 新:「……鳴神少佐、印南少佐、どうか?」 智一:『はっはっは。……まあ、ともかくだ』 紅夜:『こ、こっちは問題なしー。いつでもいけるよー』そっぽ向いて口笛吹きつつ 智一:『菅沼、お前が何を言ったのかは知らん。どういう経緯で結論に至ったのかも聞きたくはない。――が』 智一:『後悔が無いのならば、俺達はその選択を肯定する。――さあ、行け。行って、帰って来い』 GM/ヴィヴリオ:『……そのとおりだ。オーダーは迎撃あるのみ。各機、出撃せよ』 紅夜:『りょーかいっ』 新:「――了解。行こう、三条」 GM/恭花:「うん。――任せといて!」 智一:「――さて。今度はエンジンが火噴かないといいんだが。……アイツと同時期に入院なんてしたら、酒盛りに巻き込まれかねん」やれやれ、と。 紅夜:「……印南君は大佐にならないって、私は信じてるから」ぼそり(何 智一:「…………」人間、不意に泣きたくなることってあるよね…! GM/ローゼンシル:「私も(背景で)援護に出ます。……菅沼さん、三条さんも、がんばってください」 新:「……ああ」珍しく。曖昧な――人間臭い回答。>ローゼンシル GM/ローゼンシル:「私も……がんばる。頑張って、捜してみる……。私の戦う目的を」 紅夜:「……ともあれ。―――――この身に代えても、皆を守る。今は、それだけで良い」 智一:『さて、こっから先はシリアスモードだ。客を出迎えに行こうじゃないか、ええ?』 紅夜:「だね。みんなで勝って、今日は宴会。だから、誰一人欠けちゃ、駄目だよ!」 GM/恭花:「もちろん、そのつもりです!」 新:「……了解」 GM/ローゼンシル:「アイ、アイ、マム」 GM:シーンエンド。
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending
エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠