エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第78話『天野さん家の家庭の事情』◇

「…………いいけど。そのぶん、チコが整備班で死んでよね」
――観隼アリス

 

ミドルフェイズ:シーン1////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「威力偵察」
 シーンPC:アレクセイ。

GM:――翌朝。
GM:島原湾に侵入した“いつくしま”は、湾奥に停泊、揚陸作業の準備に取り掛かった。
GM:ここからでも、十数キロ先の清正城の位置が手に取るように分かる。
GM:白い光柱が、天に届かんとばかりに屹立しているからだ。
GM/アリス:「レヴォントゥリ中尉。……その、お話があるのですが」
GM:艦橋に顔を出したのは、第375中隊を率いる観隼アリス。
GM:そして、難しい顔をして後に続く天野ツバサであった。
アレクセイ:「階級は同じだし、そんなに畏まらなくていいさ。で、話っていうのは?」>アリス
アレクセイ:だいたい想像はつくんだけどなー、とツバサの姿を見つつ、考え。
GM/アリス:「いえ! レヴォントゥリ中尉の方が先任ですし、そういうワケには……」
マサト:ツバサのさらにそのあとに、腰の低い様子で付き従っている少年が一人。へこへこと、無言でアレクに会釈。
GM:つんつん、とアリスを肘で突つくツバサ。
GM/アリス:「――――こほん」
GM/アリス:「揚陸準備を急がせていたのですが、天野少尉によると、機体の調子が思わしくないそうです」>アレク
GM/ツバサ:「何つーの? どうもV機関が上手く回ってくれないっていうか……。瑞穂じゃこんなこと無かったんだけどサ」
GM:ふう、と息を吐き、肩を竦める。
GM:様子から察するに、思ったより深刻なのかも知れない。
要:「お、遅れました!」とったかと、到着を。
マサト:「一応こっちに、出力記録が持参してあります。ご確認に?」プリントアウトの束>アレク
GM/紀央:「ま、待ってください要さん……っ」<運動苦手(笑)
アレクセイ:「例の“天使嘯”の影響―――かなぁ」
アレクセイ:プリントアウトの束をマサトから受け取って目を通しつつ。
GM:マサトの資料を見る限り――その可能性も否定できない。
GM:瑞穂基地ではまったく問題なかった数値が、天草灘に“いつくしま”が入ったあたりから、かなり悪くなっている。
マサト:「まあ、このまんまだと、トップスピードの五割、ケルン出力四割強出れば御の字ってことですかなあ。ツバサさん、それで、どんくらいの相手までならやりあえます?」ぽりぽり。
GM/ツバサ:「んー。ホイシュレッケとどーにか。ってくらい?」>マサト
要:「調子……そんなに悪いんですか?」>茶本
マサト:「そりゃあもう、笑えるくらいに」真顔。>要
要:「……わかりました。ならいつも以上に、足をひっぱらないようにがんばります!」ぐっと、力をこめて。>茶本
GM/紀央:「要さまは足をひっぱたりしませんよ? 偉い人にはそれが分からないんです!」(ぐっ、とにぎりこぶし)
GM/アリス:「現在、“いつくしま”の整備班と……その、微力ながら中隊の整備員で原因を調査中です。ですが、外部的な要因であることも考えられますので――」
GM:そう言って、アリスは艦橋からも見える光柱に視線をやる。
アレクセイ「外部要因か……。“スオウ”の方はV機関の調子、どうなんだい?」>要
要:「えっと……」紀央の方を見やってから
GM/紀央:「こちらは、万事万全。問題ありません」(深々と、一礼)>アレク
GM/アリス:「当中隊のアペルギアにて、敵天使兵“カフジエル”に威力偵察を行ないたいと思います。ご許可をいただけませんか、中尉?」>アレク
GM:きびきびと敬礼しつつ。
アレクセイ:「アペルギアだけってのは正直、許可はしかねるね……」
GM/ツバサ:「なら、俺様ちゃんも出るよ。それで文句ないだろ?」>アレク

GM/アリス:「え――っ?」(びっくりしつつ、ツバサを振り向き)
アレクセイ:「……って、“スヴァン”は不調だって言ったばかりだろう?」
マサト:「どっち使います? 運動特性考えると、アペルギアとほぼとんとん、もしかするとむこうのがマシかも判りませんが」>ツバサ
GM/ツバサ:「だから、アペルギアで」(にんまり)
要:「なら僕もお手伝いを……え?」<アペルギアで
マサト:「……って、ああ、やっぱり。独り寝は寂しいんですが」ちょほり。
GM/アリス:「た、確かにうちの中隊のアペルギアは何台かドライバー決まってないのあるけど……。本当にいいの?」>ツバサ
要:「あ、危なくありませんか。天野先輩」<アペルギアだけで
GM/ツバサ:「こっちでスヴァンは看てくれるんだろ? だったら俺様ちゃんは得意分野で手伝うサ」
GM/ツバサ:「マサにゃんはどーする? アペルギアくらい、楽勝で動かせると思うけど?」>マサト
GM/アリス:「恥ずかしながら……実戦に出せるレベルの適性値があるかどうか、補充兵を中心に見直しを行なっている最中なんです」
紀央:「つまり、茶本さんの分も余っているわけですね!」
GM:くッ、と歯噛みするアリス。
GM:ともあれ、ツバサはやる気満々のようである。
マサト:「そーですなあ。ちょいと借り出して来ますか……。ええと観隼中尉、構いませんかね?」
GM/アリス:「え、ええ。私は構わないわ」(頷き)>マサト
アレクセイ:「ふむ。……威力偵察なんだから無理はしない。観隼中尉の判断に従うって約束を守れるかい?」>ツバサ
アレクセイ:「無論、君たち375中隊のメンバーも同じだよ」<無理はしない
GM/アリス:「はい。それはよく言い聞かせます」(苦笑)>アレク
GM/ツバサ:「俺様ちゃんも、無理するつもりは無いぜ? ……メーヴェの先輩なら、分かんでしょ、そこんトコ?」>アレク
アレクセイ:「まぁ、ね。でも少尉の場合、先輩と一緒で無鉄砲なところがあるから……とと」口を塞ぎつつ(笑)
マサト:「なんとなったら、僕が足を引っ張りますので。無理する余裕はないということでひとつ。お願いできんでしょうか」ぺん。>アレク
アレクセイ:「新田少尉の話は訊いているよ。でも、決して気負い過ぎない様に、ね?」>アリス
アレクセイ:肩をぽむ、と叩く。
GM/アリス:「――別に、私が出るわけじゃないですから」(ぷいっ)
GM/アリス:「ありがとうございました、中尉。……では、失礼します!」(がっかっか、と踵を返して)
GM/ツバサ:「あーあー。怒らせちまったなーセンパイ?」(にしし)>アレク
アレクセイ:「……うーん。どうにもとっつき難い子だなぁ」(苦笑)
GM/ツバサ:「アクシア隊長と違って、あいつは生真面目が服着て歩いてるよーなんだからサ。古傷抉るの良くないぜー?」
GM:もっとデリケートに扱ってやらにゃー。とシガレットチョコをピコピコさせるツバサ。
マサト:「まあ、ほら。僕とツバサさんのような関係を十年から続けてれば、そりゃいろいろと」>ツバサ
アレクセイ:「………う゛っ!? ぜ、善処します………」ちょほー、と目の幅涙を流し。
アレクセイ:「って、油売ってる暇があったら君らもハンガーに行く!!」>ツバサ、マサト
GM/ツバサ:「りょうかーい!」(すったかたー)
マサト:「は、拝命いたしました」ぺい、と敬礼してすたこらツバサのあとに続く。
GM/紀央:「…………要さん」(ぽそぽそ耳打ち)
要:「は、はい?」(ぼそぼそ返し)
GM/紀央:「わたしたち、仲良くおするばんですね」(きゃ)
要:「え、えっと……」無垢な笑顔に一瞬困った顔で。
要:「が……がんばってここを守りましょう!」ぐっと、自分に言い聞かせるようにして>紀央
アレクセイ:「……確かに、そうだな。隼雄地区の激戦を生き抜いてきたとはいえ、彼女もまだ瑞穂の子達と変わりないんだ」
アレクセイ:去っていく少女の後姿を見つめ、制帽の鍔を下げて、目元を隠して……。
要:背景で、海の方を見ながら紀央と「おー」とかやりつつ。
GM:シーンエンド。

■ミドルフェイズ/シーン2 「座天使カフジエル」
 シーンPC:マサト。
他PCは通信でのみ登場可。

GM:ぎしょん、ぎしょん、ぎしょん。
GM:如何にも人型機械っぽい駆動音と共に、アペルギアが清正城を指呼の距離に仰ぐ。
GM:間近で見るそれは、天使兵が巣食う真白な宮殿(ホワイトパレス)の如き様相を呈していた。

GM/倉稲:「――ありゃあ、ただの座天使じゃあないね。飛行能力を喪った代わりに、別の能力を持ってるみたいだ」
GM:倉稲少尉の乗機である、現地改修型アペルギアから通信が入る。
GM:20連装対天使ミサイルを背部コンテナに仕込んだこの機体は、シュネルギア用のパーツを組み込まれたことと相まって、ベーシック型に迫るポテンシャルを持つ……と考えるのは過大評価であろうか。
マサト:「まあ、昨今瑞穂方面に来てたのは、そんなんばっかだったようですが……しかし大物ですな、ありゃあ」
GM/ツバサ:「天使反応は複数あるねえ。――座天使の他に能天使級数体、ホイシュレッケが十数体ってとこか」
GM:倉稲機のやや前方、絶妙の位置取りを外さず歩むのが、天野ツバサの駆るアペルギアであった。
GM:新規配備の機体であり、ノーマル仕様であるが細かいところは改修が進んでいる、らしい。
GM:それは、マサトの機体も同じであるが――。
マサト:「外部エーテル濃度は……生身で歩くのはぞっとしないですなあ」
GM/倉稲:「ま、耐Gスーツが破れなきゃ大丈夫だよ」>マサト
GM/ツバサ:「そっちはどうさマサにゃん? 教えたとおりに操縦できてるかぁ?」>マサト
マサト:「いや、どーもこう、あっちこっち妙なコンソールやらバイパスでどれがどれやら。戦闘機動やれって言われたら、ツバサさんに勝つ自信はちょっと」>ツバサ
GM:統合霊子頭脳(グロースレヒナー)のサポートも無ければ、S.Q.U.I.Dも搭載していない。
GM:己の技量のみで扱う人型のマシーン。それがアペルギアである。
アレクセイ:『一世代前の機体だからね。でも、馴れてみると扱い易いものだよ、これも?』>マサト
マサト:「いやあ、その一世代前のほうなら、それなりに扱えるんですが。……何だこりゃ、腕部デバイス射出照準?」>アレク
GM/ツバサ:「ま、俺様ちゃんに勝て、なんて無茶は言わないけどサ。――メーヴェでやれるだけの実力、あると思うぜマサにゃん?」
GM:ツバサは相棒について、その点での心配はさほどしていないようであった。
GM/倉稲:「随分と入れ込んでるようで――ってやりあってる場合じゃないね」
GM/倉稲:「さて、どうしようか? もう少し具体的なデータを集めるなら、交戦距離まで踏み込む必要があるけど……」>ALL
マサト:「安全第一なら、ここで引っ返すところではありますが。ねえ?」
GM/ツバサ:「アリスちんは、無理しないなら戦ってもいいとか言ったけどなー。そう言われるとなーんかやりづらいな」
GM:ふと、通信回線から倉稲少尉の苦笑が漏れ聞こえる。
GM/倉稲:「さすがアリスだ。じゃじゃ馬の扱いはお手の物だね」
マサト:「そのじゃじゃ馬に、心当たりがおありで?」含み笑い>秋桜
GM/倉稲:「なッ、違! あたしはツバサとは――」>マサト
GM/ツバサ:「あー、認めるよ。確かにアキオが気に入るほどイイ女だぜ、ありゃ?」
GM:なーっ? と息巻く秋桜の声。
マサト:「しかし、そのお手前は、実にあやかりたいとこですなあ。……負けっぱなしですよ、こちとら」ぶつぶつ。
GM:と、3機のコンソールに、天使兵接近の警告が走る。
GM:まどか『“カフジエル”よりホイシュレッケ:ヤークトの進発を確認。距離4700、数10!』
GM/ツバサ:「はッ、ホイシュレッケ10体ね。――舐めてんの、それ? て。何か言ったかマサト?」
マサト:「いやいや、なんでもありません。……しっかし、随分張り込んだ歓迎で。向こうさん、人型にトラウマでもあんですかね」
GM/倉稲:「油断しない! あたしが弾幕を張るから、2人は抜けてきた連中の始末、いいね!」
GM:毒づきあいながら、何だかんだでツバサ機と倉稲機は精妙なコンビネーションを見せる。
GM:メーヴェでライバル関係にあった、というのも伊達では無いらしい。
アレクセイ:『ヤークトが10体か……。迎撃できない数じゃないが、機を見て撤退を図る様にね』
GM/倉稲:「了解。――距離2000、来るよ!」
GM:そうして、前哨戦を告げるように倉稲機から対天使ミサイルが次々と吐き出されていく。
GM:(エンド予定ですが、かっこ良くホイを撃退してOK>マサト)
マサト:「……エースお二人に任せて後方下がってようと思ったのに、ミサイル搭載機が他にいるってのは反則ですよなあ」
マサト:ぼやくようなそぶりを見せつつ、弾幕を抜けてきたホイシュレッケに、割と正確にスコルピオンを一掃射。
GM/ツバサ:「ハッ、文句いわねーでがんがんやるやる!」>マサト
マサト:「りょーかい。精々楽させてくださいよ、ツバサさん」
GM/ツバサ:「――おう。黙って俺様ちゃんについてきやがれ!」
マサト:慣れた動作で飛び退る。……まあ、勝てないとはいえ、相方に負けちゃあいろいろとおられないわけで。
GM:20mmアサルトライフルを浴びたホイシュレッケが、鶏のような悲鳴を上げてのた打ち回り、エーテルと羽根に分解されていく。
GM/倉稲:「へえ。――なるほど。こんなのと付き合ってるってワケか」(苦笑)
GM/倉稲:「茶本准尉! いちばん右に弾幕逃れたのが行った! 頼める?!」>マサト
GM:キシャアアア! と吼えながら突進してくるホイシュレッケ!
マサト:「……とととっ!」どが、っと突っ込む鼻先を蹴り飛ばして再跳躍。擦れ違いざまにスコルピオンの残弾を叩き込む。
アレクセイ:『……なるほど。確かにこの連携は対したものだ』
アレクセイ:(だが、何故ここまでの実力を持った部隊が厚遇されない? 何か、何か理由があると……そういう事、なのか?)
アレクセイ:戦況をモニターで確認しながら、逡巡。
GM:ドガガガガガッ! と弾着の音。そして――。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「わな」
 シーンPC:要。

GM:昼下がり。
GM:第375中隊、そしてドライクロイツの装備が、次々と崩れた港湾施設帯に揚陸されていく。
GM:偵察に出たアペルギア隊が、ホイシュレッケと交戦した――。その事があったせいか、アリスたち首脳陣は“いつくしま”に篭ったまま出てこない。
GM/紀央:「はぁ。退屈ですねえ要さん」
GM:ふう、とため息を吐きつつ、野戦テントの周囲をほうきで掃いている巫女服のおねえさん。
GM:375中隊の面々が、通り過ぎるたびに視線を寄越してくるのも、偶然ではないだろう。
GM/紀央:「わたしたちも、おでかけできれば良かったのですけれど……」 ためいき
要:その隣で、なにやら調理しながら
要:「留守番も、立派な任務ですよ。紀央先輩」
GM/紀央:「…………はい、そうでした」(しゅん)<立派な任務
要:「あ、ご、ごめんなさい。別にそんな意味でいったんじゃ」しゅん にオロオロと
要:「茶本先輩たち……大丈夫でしょうか?」
GM/紀央:「あ、はい。報告では、3機とも無事に帰還したそうですよ」(にこ)>要
要:「よかった……」ほっとして、笑顔に。
アレクセイ:「心配しなくても、君たち二人にも出番は廻ってくるよ」
アレクセイ:肩をこきこきいわせながら、”いつくしま”から降りてこよう。
GM:……どどどドドドドドドドドドド
GM/チコ:「あー! こないなとこにおったんかいな2人とも!」
GM:キキキキーーーー! と凄いブレーキ音(笑)。
要:ビクっ、と。もはや身体に恐怖が刷り込まれてます(笑)
GM/紀央:「あらあら、チコさん。そんなに慌ててはお掃除した砂埃が……」
要:「ななななな、鳴海さん」紀央の背中に思わず隠れるように。
GM:ぶわッ! と砂埃を撒き散らしながら、急ブレーキする鳴海チコ。
GM:手に携えたノート端末のHDDがカリカリと悲鳴のような音を上げる。
GM/チコ:「掃除なんそ後回しや! 巫女さん――やのうて、ヤシマ陸軍陰陽部絡みのあんたらに、聞きたいことあんねん!」
GM:ふー、ふーっ、と呼吸を整える。
要:「だ、大丈夫ですか」遠巻きながらも、心配を(笑)>チコ
GM:大丈夫ですかー、と背中をさする紀央。
GM/チコ:「おおきに。――ほな、これ見てくれん?」
アレクセイ:「ぶぇっ、げほ、げほっ!!……い、一体何事だい?」
アレクセイ:砂埃を浴びて咳き込みつつ、チコの方を覗き込もう。
GM:彼女が示したのは、新型シュネルギア:スヴァンのV機関に関するデータの羅列である。
要:「茶本先輩の……スヴァン?」のぞきこむ、が。データの羅列はちんぷんかんぷん
GM/実哉:「スヴァンは変形機だって話だけど、それはあくまで装備運用の問題であって、V機関や基本フレームに変化は無い。……で、合ってるんだよな?」
GM:きっちりチコについていた、新顔の整備兵が確認してくる。
GM:ちょっと、深刻そうな顔だ。
要:「あ、城上さん。こんにちは」丁寧な挨拶の後、深刻な顔に気づいて。
マサト:「その変形機構にペイロードを押しつぶされちゃいますが、基本骨子は第三世代二期型と似たようなモンのはず、ですなあ」ひょい、と、テント後方から要が作っていたものを摘みつつ。
アレクセイ:「装備をファーストステージの機体との互換性も持たせる必要があるからね。フレーム系や動力に手は入れてない、と訊いているけど……?」
GM/チコ:「せや。なのにあのV機関。明らかにおかしい装置がついてんねん」>アレク
GM/実哉:「変型機構の一部って言っても、ありえるのかこんなの?」
要:「おかしな……装置ですか?」
GM:うーん、と難しい顔をしている2人。
GM/紀央:「まぁ……よく、お気づきで」
GM:頬に手を当てた紀央が、感嘆したような息を漏らす。
GM:何か、さっきからデータをあれこれ見ていたらしい。
要:「紀央先輩? 何かご存じなんですか?」
要:意外な人の意外な言葉に驚いて<紀央
GM/紀央:「はい。――ここを見てくださいませ、要さん、皆さん」
GM:巫女さんの細い指が、チコの端末に表示されたスヴァンのV機関の、とある一点を示す。
アレクセイ:「と、いうと? どれどれ………」
要:指し示された所を覗き込む。が、やはりわからず「?」
GM:うーむ。要とアレクは<整備>振ってみてもいいです。難易度は3。
GM:ちなみにマサトは、これが普通だと思ってるので分からない(笑)。
マサト:ああ。(笑)
アレクセイ:【感覚】は2しかないんだよー(笑)<整備
要:ナビ修正はいかがでしょう?
GM:シュネルギア絡みなので、入れてOKで。
要:#5C1 紀央の修正混みで
●ダイス:Kaname00:5c1=0(3,5,3,4,6)= 0
要:「????」やっぱりわからない(笑)
アレクセイ:チットで成功数買いなさい、成功数(笑)
GM:アレクは振らないのん?
アレクセイ:一応、振ってみましょうか。ロゴス投入してダイス+4と。
マサト:「はて、こっちが推進系の、こっちが……ブラックボックスは相変わらずぼこぼこくっついてますが、基地出る前にチェックしたときと変らんような」ぶつぶつ。
アレクセイ:#6c1 <整備>
●ダイス:Arec:6c1=0(6,5,2,3,6,2)= 0
アレクセイ:ええい、成功数3点、買います(笑)
GM:ああ。じゃあ2人とも紀央が指差してる装置が実際のとこどーなのかは良く分からなかった(笑)。って、9点使うのか指揮官。
GM:立派や……(笑)。
要:立派です(笑)
アレクセイ:ここで判らなかったら大人の恥です!(笑)
GM:では、確かに紀央が指差す装置は、通常のシュネルギア用V機関であれば不要のものであることを確信する>アレク
GM/紀央:「確かに、この装置は通常のV機関には不要なものです」
GM/紀央:「周囲から一定の霊素的過負荷が掛かった瞬間に、出力の位相を反転。過負荷のもととなったエーテル出力と対消滅による莫大なエネルギーを発生させる……」
要:「???」<専門用語の乱舞で、余計わからなくなった人(笑)
GM/紀央:「ぶっちゃけますと、マスケンヴァル現象ですね」
GM:さらりと、そんな物騒な台詞まで言う。
アレクセイ:「小型のマスケンヴァル現象を発生させる……そういうことか!」
GM/紀央:「起動トリガーとなるほどの霊素的過負荷ですが、シュネルギアならば問題なく出すことが可能です……。もし、そうなればわたしたちは、皆」
GM/チコ:「…………あぼーん、やな」(首肯)
要:「紀央先輩……お詳しいんですね」結果に驚く前に、説明されたことに素直に感心して。
GM/紀央:「はい。これでもわたし、要さんのナビゲーターですから」(えへん)>要
要:そして一瞬後、理解する。「そ、それって危ないじゃないですか!」<マスケンヴァる
GM/紀央:「ええ。とても」(真剣)>要
マサト:「……ぞっとせん話ですが、出力リミッターか何かと違ったんですか、これは」
アレクセイ:「………そんな無茶苦茶なモノを搭載する必要があるっていうのか? 設計者は何を考えてこんなことを」
GM:では、ルール的な説明ー。

・スヴァンの登場しているシーンで[福音]が発生した場合、スヴァンを中心に直径10kmの全てのキャラクターはマスケンヴァル現象により吹き飛ぶ。

アレクセイ:うわ、さらっと恐ろしいこと言いましたよGM!!(笑)
GM/紀央:「予想外の現象ですけれど、“かふじえる”に接近したことで、カムフラージュ機構に変調が起こったのかも……です」
GM/実哉:「なるほどな……。って、ドライクロイツは何考えて、こんなもの!」
GM:と、アレクに喰って掛かる整備兵そのいち。
アレクセイ:「僕に訊かないでくれよ。こっちだって寝耳に水だったんだ」>実哉
要:「シュネルギアは危険な兵器……そう学びましたけど、こんなの酷いですっ!」くってかかるソノ2
GM/実哉:「こんなの、欠陥品以前に悪辣なトラップだろ? そんなのがあんたたちのやり方なのか?!」>アレク
マサト:「……いや、予想外の事態ってワケでもないような気がしますが。レヴォントゥリ中尉、質問してもよろしいですか?」実際に乗せられた人間は、それなりに冷静。
アレクセイ:「……そうだな。確かに解せないといえば解せない。で、何だい、茶本准尉?」
マサト:「はあ。そのスヴァンなんですが、こっちへ送り込む決定したなァどなたです?」
アレクセイ:「ああ、アレは確か……」記憶を辿ってみますが、誰?(笑)>GM
GM:えー。アクシアの話によると、中隊からの要望。ってことでアリスと思われます(笑)>アレク
アレクセイ:「――観隼中尉たっての嘆願、だったね」自分で口にして、驚きの表情を
GM/チコ:「アリスが――?!」
マサト:「……そーだよなあ、ツバサさんに何て言ったもんか。正面からずばーんと行ったら、北の方へアペルギアで殴りこみかけかねないよなあ下手すると」ぶつぶつぶつ。
GM/紀央:「でも、安心してくださいね要さん」(しゃがみ)>要
GM/紀央:「要さんは、何があってもわたしが守ります」(えへん)
要:気遣いを嬉しく思いながらも
要:「けど、茶本先輩や天野先輩が……」>紀央
GM/紀央:「……っ、さすがにみんないっぺんは無理があります」(しゅん)>要
要:「……ぼ、僕もお手伝いしますから、みんなを守りましょう。紀央先輩!」
GM/紀央:「そうですね。……わたしたちの責任重大ですっ!」(にぎりこぶし)>要
要:「はいっ!」同じく握り拳で>紀央
マサト:「ま、とりあえず、まだ信管に火は入っとらんのですから、非常事態のことは後回しにしときましょう」ぽん。>要
要:ぽんっ、とされて。
要:「でも……火薬を抱えてるんです。いくら先輩でも」>マサト
マサト:「ま、なんとかなるまでさすがに使わない……で、すませてくれますよね、レヴォントリ中尉?」>要くん
アレクセイ:「彼女には、僕が直接問い質してみる。全員、持ち場に戻って有事に備えてくれ。いいね?」<主に375中隊の面々に
GM/チコ:「いや、アリスはそんな要望出すとは思えへんのやけど」
マサト:「ええ。言うたら何ですが、観隼中尉は、スヴァンと直接出くわしたこたァないでしょう。タイフーンを指定するってんなら、まだ話は判りますが……」
GM/チコ:「あの子の性格なら、要望通る通らんともかく、よう知っとる戦力を使いたがるはずや。そこの茶本准尉の言うトオリやな」(首肯)
アレクセイ:!? GM、アリスからの嘆願書って今、閲覧できます?
GM:無いものは閲覧できないね(笑)>アレク
アレクセイ:ちいぃぃぃ!!(笑) 引っ掛かるんですよねえ、その嘆願が“本当に”アリスから出たものかどうかが
マサト:「少なくとも、新機軸搭載、飛行テスト中は確か事故満載、搭乗員は新規ペアっつうスヴァンは、安定性を考えたら、今の瑞穂で一番ホットな一機ですぜ。……まあ、予想以上にホットだったわけですが」
アレクセイ:「確かに。“スヴァン”を未見の彼女が、海のものとも山のものともつかない機体を援軍に指定するのは不自然だ……」
GM/実哉:「残念だけど、俺たちじゃ装置の撤去はできない。スヴァンを後方に下げて別の機体を持ってくるのが正解だろ」
GM:悔しいけどな、と歯噛みする実哉。
GM/アリス:「――いいえ。残念だけど、それはできないわ城上伍長」
GM:颯爽と、しかし悲壮感を滲ませる――若き指揮官が、姿を見せる。
GM:その横に、天野ツバサの姿も。
GM/ツバサ:「何かクシャミしてたんで連れて来たよーん。……って、何だ何だ、みんなしてそーしきみたいな顔しやがって?」
マサト:「ああ、……色々衝撃の事実がありまして。何から話したもんかなあ」>ツバサさん
要:「どういうことですか、観隼中尉?」イヤな予感を感じつつも。
GM/アリス:「アペルギアの報告から、あの“カフジエル”は明日にでも“破裂”(マスケンヴァル現象)して、天界への門を開きかねない、という推論が出たの」>要
要:「なっ!?」さすがに、顔色を失う。<天界の門が開く
GM:瑞穂基地にも問い合わせてるけど、たぶん同じ答えが帰ってくるでしょうね、と力なく微笑う。
マサト:「泣きっ面に蜂の巣投げつけられたような騒ぎですな。……イカサマするのも骨が折れそうだ」冷や汗。
要:「じょ、冗談言ってる場合じゃないですよ、茶本先輩!」当事者のクールさに、何故か苛立って。
マサト:「……祖父様が言うとったんですがね、要くん。いやしくも人間たるもの、周囲が暑いときほど頭を冷やせと」無理矢理っぽく笑う。>要
要:「けど……」納得できないが、納得せざるをえず。<マサトの態度

アレクセイ:「観隼中尉。“スヴァン”を援軍にと嘆願したのは、本当に君なのか?」>アリス
GM/アリス:「? あの、それってどういう意味でしょうか、レヴォントゥリ中尉?」(きょとん)>アレク
アレクセイ:「“スヴァン”には特殊な装置……小型のマスケンヴァル現象を発生させるトラップが仕掛けられていたんだよ」
GM/アリス:「?! お、おっしゃっている事が理解……あ」<何か、ピンと来た表情
アレクセイ:「そこへきて、この状況だ。……何かあるんだね、思い当たる節が?」>アリス
GM/アリス:「っ、と、ともかくです。現有戦力がフル稼動すれば、じゅうぶんに勝機はある。けれど……スヴァンを欠いた状態で挑めば、こちらの被害も軽くは済まないでしょう」>アレク
GM/アリス:「何か対策を考えましょう。――ええと、その。ご飯を食べながらですとか……。ダメ、ですか?」>アレク
アレクセイ:「そう、だな。腹が減っては戦は出来ぬ。お腹が膨れれば、何かいい考えも浮かぶだろうね」>アリス
GM/ツバサ:「なぁ、マサにゃん。――後でいーから、詳しく聞かせろ。な、な?」>マサト
マサト:「了解しました。……とりあえず、口頭とレポート、どっちにします? ツバサさん」
GM/ツバサ:「要点を簡潔に纏めたレポよろ。もち朗読で」>マサト
マサト:「ツバサさんなら、そう言うと思いました。……そういや、美味しそうなにおいがしてますなあ」
要:「あ……」ふと、思い出したように<ごはん
要:「えっと……おいなりさんを作ってたんですけど……」
要:と、三段重ねの大きなお重をどこからかひょいっと。
アレクセイ:「……実のところ、会議づくしでお腹が空いちゃってねえ。何か食べさせてくれると、ありがたい」(笑)
要:「三角が五目炊き込み、四角いのが酢飯です」
要:イヤな現実から目を背けるように、いそいそと食事の支度を。
要:「鶏と野菜を炊いたものが下のお重にありますから、よければそっちも……」
GM/実哉:「お、美味そうだな」(ひょいぱく)
GM/実哉:「ん、美味い。――これ、ひとりで作ったのか?」>要
GM:後ろで紀央が、必死にあぴーる中(笑)。
要:「これくらいしか、できませんから」へこみモードにて、素直に受け取れず。無理して笑う。
GM/実哉:「いや。この酢加減は素人には出せないぞ。握り方も子供にしちゃしっかりしてるし、何よりお米の取り方、並べ方にも工夫があるじゃないか」>要
GM:えらいなー、と頭を(寿司取って無い手で)撫でてくれる(笑)。
要:「そ、それじゃあ、お茶も持ってきますね!」凹んだ自分に気づき、無理に奮い立って。
GM/チコ:「対策か……。いや、あの手は使えるかどうか分からへん」(ぶつぶつ)
アレクセイ:「言ってみる分はタダってものさ。言ってご覧?」>チコ
GM/チコ:「いや、ややこしうなるから、次のシーンでな。中尉さん?」(笑)>アレク
アレクセイ:「ん、じゃあ後で拝聴するとして(笑)。先に頂いてしまおうか」
GM/アリス:「構いませんけど」(こほん)
GM/アリス:「もうすぐ夕食です。――規定外の間食は、特にギアドライバーにはまずいのでは?」>アレク
マサト:「なァに、日常茶飯事です。ねえツバサさん?」
GM/ツバサ:「えー。いいじゃんかアリスちん。カタイことばっか言ってるとオトコできにゃいよー?」(にしし)
GM/アリス:「…………」(#)
GM:がばッ! とお盆を丸ごと略奪する観隼アリス中尉、18歳、乙女(笑)。
アレクセイ:「君たちの大先輩の口癖を教えてあげようか。“人間、食べる時に食べて眠る時に眠る。何をするにも機会を見逃さない事が、明日への活力に繋がるもんだ”……って、中尉!?」
GM/アリス:「――これは、ありがたく戦車兵や砲術班、医療班に配布します」
GM/アリス:「か・ま・い・ま・せ・ん・ね・?」>主にアレク
要:「え、えっと……」先刻とは違う迫力にオロオロと(笑)
アレクセイ:「……375中隊にも、ひと働きしてもらうからね。いいよ、持って行って」
アレクセイ:へらっと、困った様に苦笑しつつ(笑)
アレクセイ:「……やっぱり嫌われてるのかねぇ、僕は」アリスの姿を見て
GM/紀央:「――要さん。わたしたちも、お手伝いしませんか?」(にこにこ)>要
GM/実哉:「おう。夕食の当番、俺なんだ。――正直、戦力が増えるのはありがたい」>要
要:「ええ、よろこんで」ちょこっと元気なく、2人に応えて。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「寿司のち、カレー」
 シーンPC:アレクセイ。
全員登場済。

GM:――夕方。
GM:ガンガンガンガン、と鍋をお玉で叩く音が木霊する。
GM/実哉:「今日の晩飯はカレーだぞ。ほら、時間無いんだからさっさと集合、集合!」
GM/紀央:「カレーですよー。海軍さんのカレーなのに、陸軍シェフの作ですよー」(いっしょにガンガン)
要:「おまたせしましたー」えっちらおっちら、危なげに寸胴を運びつつ。
GM:そうして、破壊された港湾地帯で振舞われたカレーは、野戦食ながら下手なレストランはだしの絶品であったのだ。
アレクセイ:「うーん、いい仕事してるねえ……」
要:「おかわりいっぱいありますから、沢山たべてくださいね」ぐりとぐらが焼いたケーキのような笑顔で(笑)
GM/ツバサ:「……うわ、何だこりゃ。フツーに美味いってもんじゃねーぞマサにゃん!」
マサト:「手が込んでますなあ。いいお嫁さんに……なったらまずそうな面子ですが、とりあえず福神漬けとラッキョウとどっちにします、ツバサさん」
GM/ツバサ:「もち両方。あ、要ちん、おかわりー」
要:「すっごくお上手なんですよ、城上さん」特盛り汁だくをツバサによそりながら。
要:<料理が
GM/倉稲:「ちッ、相変わらずいい仕事してるね城上……」
アレクセイ:「まったりとして、それでいてピリッとした辛さが後を引く。これは食が進むね、うん」
GM/アリス:「…………」<黙々としあわせそうに食べている(笑)。
GM/チコ:「ああ、いつもながら絶品やなぁ……。アリス、アリス。やっぱ実哉は料理班に回すべきやと思う!」
GM/アリス:「…………いいけど。そのぶん、チコが整備班で死んでよね」(ぼそ)
GM/チコ:「うぐッ、キツい喃、キツい喃アリスちん……」(しおしお)
アレクセイ:「ほら、2杯目。隊長さんはもっとしっかり食べないとね」カレーをよそった皿をアリスの前に
マサト:「あ、僕もお願いします。大盛りで」器用に左手一本で、漬物入れた容器をツバサにトスしつつ。
要:「はいっ、たくさん食べてくださいね。茶本先輩」不安を吹き飛ばそうとしてるのか、いつも以上に明るく笑って。
要:>マサトにも特盛りつゆだくで
GM/アリス:「遠慮します。……太るのイヤですから」(ぽそ)>アレク
アレクセイ:「……う。 なんか気遣いが悉く裏目に出てる気がします、先輩」(目の幅涙)
GM/ツバサ:「だーかーらー、アリスちんはナイムネ街道まっしぐらなんだにゃー」(にしし)
GM/倉稲:「そりゃ仕方ないよ。あ、要くん、あたしもおかわりね」
マサト:「そりゃ余計いかんですよツバサさん。カロリーの総和は変らないわけですから、支出がなければそれ以外が脂肪に変換されるのは変らないわけで……」カレー汁をご飯にまぶしつつ。
要:ある意味戦場のような喧騒の中、全力で慌ただしくお給仕を。
GM/ツバサ:「ま、アリスちんはもーちょい喰って体力と胸囲をつけ、あたッ?」
GM:すこーん、とスプーンがツバサに当たった模様。
要:「観隼中尉、お行儀悪いです!」そーゆーのは見逃せない性格(笑)
GM/倉稲:「ははは、いまのはあんたが悪いぞツバサ?」(笑)
GM/アリス:「――私が、何かしたかしら?」(じろ)>要 ちなみに、スプーンは持ってる。隣の席の人のが無い(笑)
要:Σ( ̄▽ ̄;)
マサト:「ひええ、くわばらくわばら」なむなむ。(笑)
要:「す、すみません、勘違いでした」トリックに気づかず、ぺこりと謝罪を>アリス
GM/アリス:「分かればいいの。――お茶、もらえるかしら六道少尉?」(極上の笑顔)>要
要:「は、はいっ!」いいようにあしらわれながらも、お茶をこぽこぽと。
GM/アリス:「ありがと。……君みたいに素直な子ばかりなら、いいのにね」(くす)>要
要:笑顔の不意打ちに一瞬どきっと。>アリス
アレクセイ:「そ、それより。さっき言ってた”対策”っていうのは、一体……?」>チコ
GM/チコ:「ああ、それなんやけど」(もぐもぐ)
マサト:チコとアレクのやりとりに耳をそばだてる。
GM/チコ:「要するに――あの装置は、一定以上の霊素的過負荷がかかると、どーん! やろ?」
アレクセイ:「そういう事。戦場だとエーテルの濃度は変動し易いからね。迂闊には“スヴァン”を出せないんだなぁ」
GM/チコ:「せやからな。――あの装置を“錯覚”させるってのはどないやろか?」>アレク
GM/チコ:「要するに、分からへんタイミングで来るから難儀なワケで。来るのが分かっとうなら、対策も対応もできるはずやろ?」
マサト:「……来させることが前提のように聞こえるんですが、シュネルギアのV機関は、ナビとドライバーが揃わにゃ、まともに火が入りませんぜ?」ツバサにナプキン渡しつつ。
アレクセイ:「ダミーデータを流して、戦場のエーテル濃度を”安全圏”であると誤認させるって訳か。なるほどなぁ、流石375中隊の整備班主任だね」
GM/チコ:「いや、ちゃうねん中尉。それやと、敵がヤバいことしてきた時に対応できへん」
アレクセイ:「……続けてくれるかい?」>チコ
GM/チコ:「つまりやな……」
GM:チコの説明した案は、方法としては簡単なものだった。

・手順1
 6番機スオウと、11番機スヴァンのV機関を直結し、出力を上げ――共鳴による相乗効果を用いて装置を“錯覚”させる。
・手順2
 装置によるV機関出力位相の反転を、スオウのV機関をフル稼働させることで捻じ伏せ、装置にのみ過負荷を与えて破壊する。

GM/チコ:「仕組み自体は単純なやり方や。せやけど、これをするんなら、誰かが装置に監視装置を直付けしぃの、起動確認の合図をドライバーに送らなあかん」
GM/チコ:「ま、それはウチがやるとしてや……」
GM:視線を、アリスに転じるチコ。
アレクセイ:「なるほどね。他に、現状で判っている問題点は?」同じく、つられてアリスの方に視線を
GM/アリス:「――事はシュネルギアの破壊に繋がる可能性もあります。中尉のご決断を得たいのですが」>アレク
GM:つつ、と上品にお茶を飲みつつ。
GM/アリス:「……失敗すれば、双方のV機関を使い物にならなくする可能性は当然、残されています」<問題>アレク
GM/ツバサ:「あとは、そんな欠陥機体がどーして九州くんだりまで、ってトコ?」
アレクセイ:「だが、躊躇して何もしなければ“トラップ”が発動して全員BOMB!! って事だろう?」
アレクセイ:握った手をぱっと広げて、爆発のジャスチャーを。
要:「けど……」>アリス
GM/アリス:「何かしら、六道少尉?」>要
要:「成功すれば、スオウもスヴァンも――みんなが生き残れる確率が高くなります」
要:試すような視線に、一歩も引かず。
GM/チコ:「そうや。せやから、ウチらは覚悟はできとる」>アレク
GM/紀央:「後は、わたしたち次第、ですか――」
GM/ツバサ:「どうせなら、俺様ちゃんは思いっきり暴れられる方キボン。マサにゃんもそーだよな?」
マサト:「まあ、ここまで来れば一蓮托生。その作業も面白そうですし……ツバサさんのご機嫌損ねるような無謀はとてもとても」
要:「だから……やらせて下さい。レヴォントゥリ中尉、観隼中尉」
GM/アリス:「私は最初から異存は無いわ。そうでなければ生き残れないもの」>要
アレクセイ:「却下……したいところだけど、現状を鑑みれば、理由がないね………」
GM/倉稲:「――レヴォントゥリ中尉?」(ふふふ)
GM/倉稲:「それ、アクシア先輩の受け売りでしょう?」(にまり)
GM:あ、要くんお代わり。と三杯目を要求する秋桜。
要:気負った顔を、2人の中尉に向けながらも、身体は悲しくもおかわりに反応して(笑)
アレクセイ:「……あ、やっぱ判る? でも、“無理を通して道理を引っ込ませる”で何とかしてきたからね。あの人の、あのやり方で」
アレクセイ:「それだけの力を六道准尉も、茶本准尉も……そして観隼中尉たちも持っている。それは、自信を持っていい」
GM/倉稲:「――――」(にっこり)>アレク
要:「ありがとうございます!」がばっと、一礼。<許可に対し
GM/アリス:「ごめんね。あなたの機体は問題ないのに、こんな危険なことに巻き込んで」>要
要:はたから見て気負いすぎてるのがわかる表情で決意を固めつつ。
GM/紀央:「要さん」(つんつん)
GM/紀央:「りらっくす、りらっくすです」(にっこり)
要:「はいっ!」力一杯の返事を(笑)>紀央
アレクセイ:「君たちはライト・スタッフだ。自信を持っていい」
アレクセイ:制帽を目深に被って、席を立とう。
GM/倉稲:「へえ。……とっぽい人かと思ってたけど、ちゃんとしてるんだ」(頷きつつ)
マサト:「まあ、台詞がやや滑る風合いがあるのは仕様がないとしても、……ツバサさんの先輩ですからな。倉稲さんも後輩であられましょ?」
GM:ツバサ&倉稲「――誰が?」(ハモり(笑))>マサト
マサト:「いやあ、仲いいなあ。妬いていいですかツバサさん」(笑)
GM/ツバサ:「だってなーマサにゃん。俺様ちゃんたちは正式にメーヴェに入ってたわけじゃないし」
GM/倉稲:「若年アペルギアドライバーの適性テストで、異常なほど適性があるとかで組み込まれてただけだからね」
GM/ツバサ:「ま、ウチの小隊長は認めざるをえないケドなー」
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「オモイ、想い」
 シーンPC:要。マサト
登場済。

GM:方針は決まった――。
GM:宵の入り、2機のシュネルギアはV機関を直結され、静かに出力を上げていく。
GM:カムフラージュのため、倉稲たちアペルギア隊はカフジエルに陽動攻撃を仕掛けており、戦いの音や振動が、僅かにこちらにも伝わってきていた。
GM:だが、観隼アリスはどういうわけか、その指揮を執るでも無くこちらに残っている。
GM/まどか:「相乗エーテル係数、2600……2700……2800…………」
GM:つぅ、と管制を行なうまどかの頬を汗が伝う。
GM:タイミングをある程度予想できるとは言え、それはあくまで予測であり、確率を100%にするために、危険の目の前に立つ人たちが居るのだから。
GM/アリス:「…………」
アレクセイ:「エーテル係数は順調に上昇中、か……」まどかの隣で、状況を確認中。
GM/紀央:「とは言え、実際は半分こですから。――確かに、この方法であれば装置を“騙す”ことも可能かと」>アレク
GM:紀央はサポートに徹している。
アレクセイ:「“騙されて”くれなくちゃ困るね。……しかし、スヴァンのトラップといい、今回の天使といい……余りにも悪い方に状況が運びすぎているな」
要:コクピットで目を瞑り集中。緊張と疲労で額に汗を浮かべながら。<でよろしいのでしょうか?
GM:そんな感じで>要
要:「くっ……」なにか上手くいかなかったらしく、悔しげに。
GM/まどか:「2900……3000を超えたわ。そろそろよ、注意して!」
要:「はっ、はい!」<そろそろ
GM/紀央:「だいじょうぶです要さん。……きっと、うまく行きます」
要:「はいっ……絶対に……失敗できません!」
マサト:「ほい、反応率六十七から……共鳴さっぴいたらこんなもんか」
GM/ツバサ:「――。なーなー、マサにゃん」
マサト:「どうしました? ツバサさん」
GM/ツバサ:「よく考えたら、俺様ちゃんたち、別にペアずつで乗ってなくっても良かったんじゃん? 戦闘ヤラねーし」
GM:微細な出力制御を片手間に、めっさ余裕(笑)。
マサト:「逃げたほうがよかったー、とかって思ってます?」こっちも器用に機器を操作しつつ、こっそり(?)スオウとのチャンネルを開く。
GM/ツバサ:「うんにゃ。あっちの2人、要らなかったじゃん? とかさー」(苦笑)>マサト
マサト:「やだなあ、ツバサさんらしくもない。大丈夫ですよ。失敗しないんですよね?」
GM/ツバサ:「モチ。俺様ちゃんたちはなー」(けらけら)>マサト
要:「……紀央先輩」ぽそっと、紀央だけに聞こえるように、小さな声で。
GM/紀央:「はい? 何でしょう要さん――」
要:「だいじょうぶ……でしょうか、本当に?」操作に集中しつつも、不安にかられて。
要:「難しい……ですよね、これ。ホントに、僕なんかに」口にして、あらためて不安にかられて
GM/紀央:「まーふぃーの法則、ですよ要さん?」
要:「――まーふぃー?」きょとん
GM/紀央:「ダメと思えばダメなのです。現実を思考で塗り潰すのが陰陽道の原則。――そんな弱気になられては、わたしが困りますっ」(真剣)>要
GM/紀央:「不安なのでしたら、その……。わ、わたしのためにがんばって頂く、ですとか!」
要:振り向かず。顔は見れなくとも、わかる。
要:きっとすごく、必死に、僕のために、僕を励ましてくれる女(ひと)の顔が、絶対にそこにある。
要:思えば――ここに来てから、ずっと紀央は後ろにあって、励ましてきてくれていたのではないか?
要:それに気づけば――
要:「はいっ! がんばります!」>紀央に。気負いのない、素直な気持ちでがんばれる。
アレクセイ:「不安定だった“スオウ”の出力制御が安定してきている―――。 これは、イケるぞ」
マサト:「ほら、向こうもどうやらなんとかなりそうじゃないですか? 僕は正直、こうなると思ってましたね」嘘か本気かわからん軽い口調で。通信タレ流しつつ。>ツバサ
GM/まどか:「えーっと。もう3200代後半ですよー?」(ぽそぽそ)>ALL
GM/チコ:「来よったな。――ほな、頼むでみんな!」
GM:では。
GM:要、及びマサトはここで<整備>判定を行なってください。ナビ修正あり。
GM:目標値はそれぞれ10。なお、どちらかが福音を発生させると、少しだけ良いことが起こります。
要:む、<整備>ですね。……ふたりが福音してもイミナシ。ですよね?>GM
GM:2人は意味無いですね。
マサト:ところでGM、爆発はしませんよね?(笑)
GM:うい。この場合は装置を騙している判定なので、福音出しても爆発しません。これは断言しておきましょう。
GM:どっちかが失敗すると(明後日の方角)
要:おうΣ( ̄▽ ̄;)<爆発
要:もうちょっとだけお待ちを(汗)
GM:了解(笑)。

GM/倉稲:「あーあー。なーんかあたしやら戦車隊やらは蚊帳の外かぁ」(どんぱちんぐ)
GM/倉稲:「ほらほら、6号車! もっと弾幕張らないとやられるよ!」
GM/戦車兵:「こちら10号車! ホイシュレッケが、ホイシュレッケが!!」
GM/倉稲:「あーもう、忙しいたらありゃしない!!」
GM:どんぱちんぐ継続中(笑)。
アレクセイ:「蚊帳の外なんて事はないさ。君たちがいるから、僕らはこうして作業に専念できる」
アレクセイ:「言ったろう、君たちはライト・スタッフなんだ。自信を持っていい。ただ……無理はするな。生きて還ってくれ」
アレクセイ:ということで、《演説》いきまーす(笑)
GM:ぺんっ!(許可のハンコ)>アレク
アレクセイ:ロゴス9点使用、技能を2→4にして、さらにダイスを+3。
アレクセイ:あと、ダーザイン【部下からの期待/4】も昇華しておきます。
GM:ういうい。
アレクセイ:#5c4+8 《演説》
●ダイス:Arec:5c4+8=2(6,3,6,4,6)+8= 10
アレクセイ:判定値に+10〜。

要:GM、ヴィークルの修正あります?
GM:おう、ありますとも。
要:判定+10だから……ごそごそ
要:R9消費、技能を1>4に
要:自分の感覚8+演説の10で合計18。
要:ではお先に
要:#18C4
●ダイス:Kaname00:18c4=12(5,3,1,2,3,2,2,4,5,6,3,4,5,5,5,1,3,4)= 12
要:期待値どおりだ(笑) 12で成功です。

マサト:さて、気合い入れていきましょうか。……リソースほぼ全投入。(笑
マサト:ロゴス3入れて、<整備>3=>4。さらにロゴス105入れて、ダイス+105。【六道要からの劣等感】4、【家族からの忌避】4、【アレクセイ・レヴォントリからの期待】4、【鳴海チコからの憧れ】4を昇華。達成値+32。……さあ、結果は如何。
マサト:#127c4+32
●ダイス:Masato:127c4+32=90(3,1,6,6,1,3,2,4,4,1,5,5,6,3,6,5,6,1,1,6,5,6,5,
2,2,1,2,4,6,2,4,4,2,1,1,3,2,1,2,5,6,6,2,4,1,3,5,5,4,2,6,6,5,2,3,3,2,3,6,2,
3,6,3,2,3,5,3,6,2,2,1,6,2,3,1,2,6,2,2,4,3,1,2,4,3,4,2,6,3,1,6,4,4,4,6,3,2,
3,2,3,3,1,4,1,1,1,6,2,4,2,1,3,3,1,4,6,6,1,5,4,5,2,4,5,3,6,4)+32= 122
要:りんごーん
GM:おう、鳴ったー!!
マサト:……くう、ダーザインがもったいないくらいの勢いで鳴ったッ(笑
アレクセイ:まどか「スオウ、スヴァンのV機関、ともに安定です!!」
GM:まだだぞいちおう(笑)>アレク
GM:と、思ったら失敬。
GM/チコ:「――今や、2人とも! V機関全開!!」
要:「いきますっ! 茶本先輩! 天野先輩!」後ろからの信頼と、自分の想いを込めて!
GM:合図が来る。
GM:――そう思った次の瞬間。ぼん、と小さな爆発が剥き出しのスヴァンの胸部で発生した。
GM:だが、スヴァンは命脈をしっかりと起動させ、全ての数値が「状況に問題ないこと(ユーヴァーグリューネン)」を示している。
マサト:「……V機関、臨界領域で安定、と。来ると判ってても手ェ震えますなあ、あの爆発」
マサト:「そりゃもう。溜めたら爆発と、祖父さまも言うとりました」
GM/ツバサ:「ひゃー、危っぶねー。割とギリギリだったぜマサにゃん!」
マサト:「ギリギリだろうがなんだろうが、ツバサさん背負ってれば飛びぬけられますって。向こうも似たような状況でしょ……似合いませんなどうも。こういう台詞は」
GM/紀央:「ふう。……どうやらスヴァンも無事のようです、要さん」
要:「よかった……」爆発音にびくっとするも、紀央の声にほっと脱力を。
GM:それに、呼応したのだろうか。
GM/倉稲:「――! まずい、“カフジエル”の活性化が始まった!」
GM/倉稲:「シュネルギア隊、至急応援を! あんなデカブツ、あたしだけじゃ食い止められない!!」
GM:悲鳴のような、倉稲からの通信。
要:通信に、はっとする。
GM:応じるように、ゆっくりとスヴァン、そしてスオウの胸部装甲が閉じられる。
GM/実哉:「こっちは任せてくれていいぞ。――俺たちの分まで、思いっきりやってくれよな」>マサト、要
要:「はいっ……思いっきりやってきます!」>実哉
アレクセイ:「アペルギア隊は弾幕を張りつつ後方まで撤退。倉稲少尉、3分保たせろ!!」>秋桜
GM/倉稲:「や、さすがにいきなりは来ないから、それはたぶん大丈――きゃっ?!」
GM/アリス:「ったく、私が居ないとダメね……。レヴォントゥリ中尉!」>アレク
GM/アリス:「第375中隊はシュネルギア隊の支援に入ります!」
アレクセイ:「了解した。後のことは僕たちに任せてくれ」>アリス
要:「お願いします、中尉」>アリス
マサト:「……とりあえず、騎兵隊の出番のようで」
アレクセイ:「なんか、メーヴェ時代の先輩を見てる気分だな。……っと、いかんいかん。ホルテン、発進準備急げ!!」
GM/まどか:「ホルテン、持って来てないですよ中尉……」(じとー)>アレク
アレクセイ:「だあぁぁぁぁ!?」がくーっ(笑)
GM/まどか:「あれ、咲守市の駐屯地に置いてきたじゃないですか。……揚陸艦艦載の壱式輸送ヘリでよければ手配します」
マサト:「……マズそうですな。こっちゃ、いつでも上がれますぜ。心の準備はよろしいですかな?」>ツバサさん
GM/ツバサ:「んー。状況問題なし(オールグリューネン)の機体なんだろ?」
GM/ツバサ:「なら、後はあんたと俺様ちゃんとで、じゅーぶんお釣りが来るじゃん」(にしし)
マサト:「違いない。ンじゃ、さくっと行って片付けて来ますか。……シュネルギア:スヴァン、アップファールト!」
マサト:装甲を機動戦形態へと組み替えつつ、白鳥の乙女が浮き上がる。
要:「――茶本先輩! 天野先輩!」
要:数多の信頼と期待に支えられ――
GM/紀央:「さあ、わたしたちも参りましょう要さん!」
要:「はい、紀央先輩! スオウ……アップファールト!」
要:人の造りし、天使が翼を羽ばたかせる!

GM:飛び立っていく翼持つ人型の戦車たち。
GM:それを見送った城上実哉は、おもむろに足元のガラクタをひっくり返し始めた。
GM/チコ:「――ぷはっ、うあー……死ぬか思うたわ」
GM/実哉:「実際、もうちょっとヘタ打ってたら死んでたぞ?」(がらがらとガラクタを片し始め)
GM/実哉:「さて、俺たちの仕事は終わりだ。次の仕事の準備をしようぜ、班長?」
GM/チコ:「せやな。――あいつらがどんなに壊してきても、新品同然にしてやらんとね」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠