エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第30話『戦に、狂う』◇

「アタシはもーちょいすることあるから、アンタだけで動かしなさいねー」 ――アクシア・リヒトヴィッツ

 

シーン1///////
Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


■ミドルフェイズ/シーン1 「翳」
 シーンPC:アンドレイ。
理々太登場済、ジーク登場不可。

GM:長い勾配のトンネルを抜けると、心なしか空気が穏やかになったようにも思う。
GM:国鉄瑞穂駅からの特務列車は、直通で新州に乗り入れ、車窓の風景を一変させていた。
GM:コンパートメントには、アンドレイの他にエステイン、理々太、そして恭花の4人が座っている。
GM:無論、列車には他にも技術者やSPなどが乗り込んでいるが、同行するはずのアクシア、ジークベルト両大尉の姿は何故か無かった。
GM/恭花:「…………」
GM:瑞穂中学校一般クラスの制服を着た少女は、心なし不機嫌そうに窓の外を眺めている。
GM:――いろいろと、難しい年頃なのだろう。
理々太:「……」口に出すことも思いつかず、車内を眺めている。
アンドレイ:「蒼穹を駆ける事もよいですが、こうして車窓の景色を眺めることもまた格別ですね」
GM/エステイン:「そうだな」(頷く)
GM/エステイン:「しかし……」(小声)「この2人はどうにかならないのか、中尉?」>アンドレイ
アンドレイ:「ましてや前途有望な少年と、美しいマドモワゼル二人と共にであればそれはまた美酒にも匹敵する格別さ。ジュテ〜〜ム」陶酔中(笑)
理々太:「あの、聞いてもいいでしょうか?」
GM/エステイン:「ん? あ、ああ」>理々太
理々太:「どうして三条さんが?」非難ではなく、疑問として。
GM/エステイン:「……戻って来い」(ぎりりッ、と耳をつねる(笑))>アンドレイ
アンドレイ:「みみっ、みみがっ、まるで薔薇の花びらのように散りますっ」
GM/エステイン:「質問だぞ、中尉」
アンドレイ:(こほん)
アンドレイ:「戦災孤児の慰撫及び戦意称揚に関する事業による社会見学、という回答では不満ですか?」>理々太
理々太:「え、あ、いえ。不満などは……出すぎた真似、申し訳ありません」
アンドレイ:「いえ。そうですね・・・。彼女が目指す「軍人」というものを見ることで、改めて己を省みて欲しいと思ったのですよ。郷少尉、貴方も含めて」>郷
アンドレイ:薔薇を片手に。
理々太:「軍人、ですか。期待に応えられるほどの技量はないですが……頑張らせていただきます、アンドレイ中尉」
GM/恭花:「…………」(窓の外を無表情に眺めている)
理々太:「えと、どんな気分ですか?」コミニケーションを図ろうと試みる少年(笑)。恭花に話しかけてみる。
GM/恭花:「……何で」(ぼそっ)
GM/恭花:「何で、あなたが隣に居るのかって、後悔してるとこ」(理々太は見ずに)
GM:でも、何か彼女の顔が赤い気もする(笑)。
アンドレイ:「少尉。貴婦人をエスコートするのは男性の義務ですよ。そう、それは愛しい薔薇を愛でるように接するのです」きらりん(笑)>郷
理々太:「すみません。じゃあ、こっちと席代わりますか?」頭を下げて(笑)
GM/恭花:「そんなんじゃないわッ、からかぅ……」
GM:思わず理々太を振り向いて……何か介抱されたの思い出して、また窓を向く恭花(笑)。
GM/エステイン:「どうにも、通じてないぞアンドレイ中尉」(くっく、と笑っている)
アンドレイ:「女性の扱いは教本で覚えられるほど容易くはありませんからね」微笑して>エステイン
GM/エステイン:「子供もな」>アンドレイ
アンドレイ:「それは確かに」
GM/恭花:「…………」(きッ、と理々太を睨む)
GM:彼女の瞳には、あの昏い光が揺らめいているようにも、見えた。
理々太:「あ、あの、睨まれても困るんですが。き、綺麗な顔が台無しですよ?」アンドレイに学んでみる(笑)
GM/恭花:「……何で」(ふいっ、とまた窓を向いて)
GM/恭花:「(小声)「何で、私じゃないのよ……」(ぽとっ、と涙)
理々太:「……すみません」ただ、それだけしかいえず。


GM:やがて列車は松城駅に到着し、実験施設まで軍用車に乗り換えることになる。
GM:と、2人とも。
GM:ちょっと<探知>or<情報処理>ロールを。目標値は2。
理々太:#6c1 感覚6
●ダイス:Ririta:6c1=0(6,6,5,5,4,5)= 0
理々太:キャラ的に失敗です。
アンドレイ:ロゴス3、探知1>2
アンドレイ:#10c2 <探知>
●ダイス:Andre:10c2=1(6,5,5,1,3,4,3,4,4,3)= 1
GM:惜しいなー。ロゴス、行っとく?(笑)
アンドレイ:む、追加3消費で成功を買いましょう
GM:うぃ。ではアンドレイ。
GM:迎えに来た軍用車だけど、盗聴器や発信機が仕掛けられているようだ。
GM:(もちろん不正規に、ね)
GM/エステイン:「どうした中尉。手品のバラでも切らしたか?」
アンドレイ:「中尉殿」耳打ち<発信器、盗聴器>エステイン
GM/エステイン:「……なるほど、それはきな臭い」(微笑)
GM:では、道中の会話には気をつけよう、と合意する2人であった。
理々太:二人の様子を怪訝に思い、恭花に気をかけておく。
GM/恭花:「…………」(思いつめた顔)
GM:シーンエンドです。

■ミドルフェイズ/シーン2 「堂々と密談」
 シーンPC:ジーク。
他PCは電話でのみ登場可。

GM:新州へと抜けるアウトバーンを、およそ弾丸の如く駆け抜ける蒼いBMW/Z4。
GM:アクシア・リヒトヴィッツが個人的趣味で乗り回している、このオープンタイプのスポーツカーに搭載されるには、なかなかにタフな心臓が要求されるようだ。
GM:何しろ彼女、並み居る車列をすべて薙ぎ倒すが如く飛ばしまくるのだから始末が悪い。
GM/アクシア:「どしたの大尉? せっかく乗せてあげてるんだから、感想の1つくらい言ってくれてもイイんじゃない?」
GM:陽気にそんなコトを言うが、メーターはとっくに130マイル/hを超えて安定している。
GM:(ちなみに、キロ換算だと大体210km/h)
ジークベルト:「飛ばしすぎるな。崖からグレートダイビングしたいのか……?」(飛ばされないように軍帽を押さえながら)
GM/アクシア:「あっはは、そんなヘマしないわよう?」
GM/アクシア:「だいたい、新州線アウトバーンのどーこにそんな崖があるのかしらー」(ぐおーん)
ジークベルト:「まったく、相変わらずのスピード狂だな……っと」あきれたように
GM/アクシア:「じゃ、そろそろ極秘事項の伝達行きましょうか。今回、完成した新型の概要を説明するわね?」
GM:と、割と真面目な声に戻るアクシア。
ジークベルト:「ああ……」真剣な表情に戻って
GM/アクシア:「コードネームは“ベルゼルク”!」
GM/アクシア:「って、何、その顔。文句ありそうだけど?」
ジークベルト:「…………いや、続けてくれ」
GM/アクシア:「コンセプトは、予備のV機関を搭載することで、見た目以上のパワーと耐久性を持たせた実験機ね」
GM/アクシア:「リッターとケンプファーを開発母体にしてるんだけど、ま、見ただけじゃ分かんないくらい手が入ってるって話よ」
ジークベルト:「予備のV機関か……また変なものつんでなければいいのだが」
GM/アクシア:「変なものねえ。スペック表見る限りじゃ、まっとうみたいだったけど」
GM:ま、いいわ。とアクシアは続ける。
GM/アクシア:「ギアドライバーが《接合》した時の性能は他の追随を許さないわ。おまけに機体中枢が破壊されても、戦力を落とさず活動できるっていう触れ込み付き」
GM/アクシア:「そうね。その代わり、ギアドライバー及びナビゲーターにかかる負担は従来機以上。……まぁ、諸刃の剣よね。いちばんロールアウトが遅れてるってのも分かる話だわ」
ジークベルト:「そこが一番の難点か、今まで以上にドライバーを選びそうだな……」
GM/アクシア:「そういうコトね。……ま、その意味でも理々太クンがテストドライバーに選ばれたのは分かる気がするんだけど」
GM:……などと話し込んでいるうちに、BMW/Z4はアウトバーンを降り、松城の実験場へと向かう。
ジークベルト:「連中もそろそろ着く頃かな……」

アンドレイ:さて、ここで電話登場を。
GM:何てタイミングのいい(笑)。
GM:アクシアの携帯電話が鳴るが、彼女はそれを黙ってジークに放って寄越す。
アンドレイ:ああ(笑)
GM:では、どうぞ(笑)>アンドレイ
ジークベルト:「……はい」
アンドレイ:「私です」
ジークベルト:「そちらはどうだ……中尉」
アンドレイ:「順調ですよ。そちらもリヒトヴィッツ大尉との熱い旅を楽しんでおられますか?」
ジークベルト:「熱いと言うか、肝が冷えると言うか……」(苦笑)
GM/アクシア:「何か言った?」(じろ)>ジーク
GM:ちなみに、公道ではしっかり安全運転なアクシア(笑)。
ジークベルト:聞こえなかったふりして「我々ももうすぐそちらに着く。子供たちの引率は頼んだぞ」
アンドレイ:「ははは。ところで。私の元に“ひまわり”と“弟切草”を届けてくださった方がおられましてね。是非ともお礼を返したいのですが、差出人が不明でして。いやはや」
アンドレイ:花言葉。ひまわりは「あなたを見つめる」
アンドレイ:弟切草は「秘密」
ジークベルト:「そうか……。それは礼を言っておかないとな……」
アンドレイ:「ええ、実に奥ゆかしい方です。出来れば今度、探すのを手伝ってくださいね」
ジークベルト:「ありがとう。よく知らせてくれた」
アンドレイ:「それでは。こちらはお任せ下さい」
ジークベルト:「わかった。そのときは付き合ってくれ。では、後で」
GM/アクシア:「? 何の電話だったの?」>ジーク
ジークベルト:「アンドレイ中尉から。どうやらきな臭いにおいがしてきたな……」
ジークベルト:「君も身辺には注意してくれ」
GM/アクシア:「ふーん。やっぱねえ……」(はー、と息を吐く)

GM:と、ジークベルト大尉。
ジークベルト:うい
GM:手元の携帯が、待ちかねたようにけたたましく鳴るのですが(笑)。
ジークベルト:「……はい」出てみる
GM/まどか:「もしもしアクシア隊ちょ……なんだ、ジークさんですか」(露骨に残念そう(笑))
GM:電話の主は、瑞穂基地の管制官の1人、瀬名まどかだ(笑)。
ジークベルト:「どうした……?」
GM/まどか:「えーっと、じゃあ隊長にも伝えてください」(気を取り直し)
GM/まどか:「今回の実験が、“戦災孤児の慰撫及び戦意称揚に関する事業”の対象になってるのはご存知ですよね?」
ジークベルト:「ああ」
GM/まどか:「それで、各地から子供たちを大酒に集めてたんですけど、いろいろあって到着が1日遅れるんだそうです」
GM/まどか:「ただ、起動実験自体は予定通り進めろと、これはヴィヴリオ大佐からのご命令です」
ジークベルト:「遅れる……? 了解した。こちらは予定通りに進める」
GM/まどか:「えーっと、じゃあ、よろしくお願いしますね」
ジークベルト:「それでは、アクシアにもよろしく言っておくよ」
GM:とまぁ、電話は切れる。
GM/アクシア:「今度は何?」
ジークベルト:電話の内容を説明する
GM/アクシア:「ふぅん……。なーんか匂うわね、その話」
ジークベルト:「ますますもってきな臭いな……」
GM:そうして、2人を乗せたBMW/Z4は松城実験場の門をくぐった。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン3 「銃を教えて」
 シーンPC:理々太。

GM:G3所属、松城天使核兵器実験場。
GM:何はともあれ、理々太たちが到着して1時間後。予定通りに新型シュネルギア:ベルゼルクの起動実験が開始されることになった。
GM:パイロットスーツに着替え、シュネルギアの格納庫に向かう理々太。
GM:その道行きで、聞き慣れてしまった声が聞こえてくる。
GM/恭花:「お願いですリヒトヴィッツ先生! 私に、銃の撃ち方を教えてくださいっ」
GM/恭花:「こんなところまで来て……ただ見てるだけなんで、嫌です!」
理々太:緊張の面持ちで待機しているところに……聞きなれた声。
GM/アクシア:「そ、そんなコト言われても……って、ちょうど良いところに来た理々太クン!」
理々太:「三条さん……?」
GM/恭花:「あ……」>理々太
GM/アクシア:「後は任せたわよ。アタシは先に行って、機体、暖めといたげるからネ!」
GM:チャーミングなウィンク1つを残し、シュネルギアハンガーに向かう……というか、逃げるアクシア。
理々太:「何してるんですか、貴方は」冷たい瞳。軍人としての瞳。
GM/恭花:「何。って……その、私」>理々太
GM/恭花:「ここに来て、何もできずにただ見てるだけなんて、そんなの……ッ」
GM:ぎり、と彼女の拳が強く握られる。
理々太:「銃を撃って……何がしたいんですか?」無表情のままで。見下ろすように。
GM/恭花:「……」(きッ、と見上げてくる)
GM/恭花:「郷くん。……あなた、銃の撃ち方って分かるの?」
理々太:「ええ。射撃訓練の成績は良好のようです」
GM:不意に、宝物を見つけた子供のように、彼女の表情が輝く。
GM/恭花:「凄いんだ。ねえ、だったら、私に教えてくれる?」
GM/恭花:「私、こういうのってよく知らないから……」
理々太:その表情の変わり方に胸に痛み。
GM/恭花:「ね、お願い、郷くん!」(理々太の腕を取って)
理々太:「もう一度、聞きます。銃で、何がしたいんですか?」先ほどよりも、さらに険しい瞳。
GM/恭花:「あッ、ごめんね。もちろん邪魔をするつもり、ないよ。……後でいい、っ」
理々太:苛立ちを覚えている自分に苛立って。今までなかった痛み。
GM:理々太の調子に、不意に顔を伏せて、掴んでいた腕を突き放す強化。
GM/恭花:「そんなの……あなたには関係、ないじゃない」(俯いたまま)
GM/恭花:「郷くんはいいわよ。……あなたには、戦う力があるんでしょう?」
GM:ばッ、と顔を上げる恭花。その瞳には、悔しそうな涙が溜まっている。
理々太:「……戦う力、ですか」
GM/恭花:「でもッ! 私には何も無い! 何も無いのよ!!」
GM/恭花:「こんなの、私耐えられない! 私は戦いたいの! あいつらを、天使兵をやっつけたいのよ!!」
GM/恭花:「お願い。私に銃を教えて! 剣でもいい。何か、教えて……」
理々太:「貴方は、違います」
GM/恭花:「そうよ。私には、あなたみたいな力は無いわ。……あなたとは、違うわよ」
理々太:「戦うために、戦いたい。そんな想い……認められないんです」
GM/恭花:「でも、私は……」
理々太:「……認めるわけにいくもんかっ!」俯いて、突如叫ぶ。
GM/恭花:「……何よッ!」
GM/恭花:「何で、私が戦うのに、いちいちあなたに認めてもらわないといけないの?」
理々太:はぁはぁ、と呼吸を整え……すっと表情を無くして。
GM/恭花:「あなた、何よ! 私の何?!」
理々太:「貴方の分まで……代わりに戦いますから」
GM/恭花:「…………ッ!」(ぱあん! と理々太の頬を平手打ち!)
GM/恭花:「そんな……ッ、安い同情なんか、要らないわ!!」
理々太:ただ、叩かれて。
GM/恭花:「もうッ、いいわよ! あんたになんか頼まない!」
理々太:「すみません、どなたか。ここにいる人を、連れて行ってもらえませんか?」
理々太:そう、周りに告げる。
ジークベルト:「……何をしている?」
ジークベルト:登場
GM:ぼたぼたぼたッ、と落ちる涙を隠そうともせず、恭花は振り向いて、駆け去ってしまう。
ジークベルト:「もうすぐ時間だ、準備してくれ」
理々太:「……いえ、ご迷惑おかけしました。申し訳ありません、ジークベルト中尉」
ジークベルト:「さっきの子は……?」
理々太:「はい……あの」
理々太:「同じクラスの三条、恭花、さんです。もし、よろしいなら……頼んでいいでしょうか」
ジークベルト:「ふ……ん。あの子がアクシアの言っていた……」
ジークベルト:つぶやいて
理々太:「大人の方なら……三条さんに、いい答えが返せると思いますから」
GM:実験開始5分前を告げるアナウンスが流れる。
ジークベルト:「いいだろう。見つけたら、声をかけておこう」
理々太:「よろしくお願いします」
ジークベルト:「……それでは行ってこい。しっかりな……」
理々太:「ヤー・ヴォール」敬礼。
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン4 「不穏」
 シーンPC:アンドレイ。
全員登場済。

GM:上空で待機するアンドレイの機体――松城実験場所属のBvP504。
GM:やがて格納庫が開き、1体の第三世代人間戦車が姿を現す。
GM:武器は模擬弾を積んだ20mmアサルトライフルだが、それにしては不釣合いな程、強化パーツの装着された前腕部が気になると言えば気になるか……。
アンドレイ:「調整がやや硬いですが、気の強い貴婦人を扱うよりは楽でしょう」ぱちぱちと機体のパネルを叩きながら。<BvP
GM/アクシア:「こちらアドラー1。ローゼンベルク中尉、アイギス中尉、準備はいい?」>アンドレイ
アンドレイ:「こちらはいつでも。美しき愛のコンビネーション、とくとご覧あれ」きらん
GM/エステイン:「解釈に苦慮するな。どういう暗号だ?」(笑)>アンドレイ
アンドレイ:「中尉殿の御心のままに」(笑)>エステイン
GM/アクシア:「理々太クンも、準備はいい?」
理々太:「え?」
理々太:「あ……はい。問題ありません」
ジークベルト:「さて、どれくらいのものか、確かめさせてもらおうか……。データ収集の準備は?」>オペレーターズ
GM/あやか:「センサー類、オールグリューネン。問題ありません」>ジーク
ジークベルト:「よし、では始めてくれ」
理々太:「……了解しました」
GM/アクシア:「やれやれ……」(肩竦め)
GM/アクシア:「さすがに普段はリミッターかけてあるみたいだけど。ま、当座は充分でしょ。まずは慣熟飛行ってとこね」
ジークベルト:「そちらはの調子はどうだ?」>アクシア
GM/アクシア:「概ね良好よ。計器類とか、V機関とかもよく作りこんであるわー」>ジーク
ジークベルト:「従来機と比べてはどうだ?」
GM/アクシア:「乗った感じじゃ、シュトルムと大差ないわね」
ジークベルト:「ふむ。後は実践でどうかだな。頼むぞ……」>アクシア
GM/エステイン:「では、基本的な旋回性能から検証しよう。アンドレイ中尉」
アンドレイ:「存分に。手加減はしますが」>理々太
理々太:「無用です。任務ですから……」>アンドレイ
アンドレイ:「ふむ・・・やはり、貴方と恭花さんは似ていますね(微笑)。では、いきますよ」>理々太
理々太:「なんで……っ」三条さんの名前がでてくるんですか、といいかけてやめる(笑)
GM/エステイン:「先導は任せる。ロックオンされないよう頑張ってくれ」
GM:ふわり、と飛び上がるシュネルギア:ベルゼルク。
GM:縦横無尽に空を駆けるその姿は、従来機に匹敵はするものの、凌駕する性能とまでは言えないようにも思える。
アンドレイ:「この段階で有れば通常通りですね」
GM/エステイン:「仕上がり自体に問題は感じられないな。……新型という割に、安定し過ぎている気するが」
ジークベルト:「(なにか……まだあるな……)」モニターを見つつ
GM:(具体的なデータは、いまのところシュトルムと同じです)
GM:てことで、ちょっと射撃と回避なぞしてみてください(笑)>理々太&アンドレイ
理々太:射撃のほうにロゴス3点使ってダイスブースト(笑)
理々太:#17c4 射撃
●ダイス:Ririta:17c4=13(4,1,4,1,4,1,1,1,6,1,5,6,3,2,3,5,2)= 13
理々太:「くっ」銃を撃つこと。今までよりも、なぜか集中してしまう。
アンドレイ:#9c3 <回避>
●ダイス:Andre:9c3=1(4,6,5,5,4,6,5,3,4)= 1
アンドレイ:凄い出目ですねー。(笑)
GM:ばしばしばしッ、とペイント弾が命中する。
GM:ビーッ、ビーッと警告音が。
アンドレイ:「ふむ。ここまでは第三世代人間戦車であれば当然」
GM/エステイン:「……通常の機動ではやはり撃墜されるか。本気を出してやれ、アンドレイ中尉」(記録取り中(笑))
アンドレイ:「私はいつでも本気ですよ。ご婦人方の愛があれば無敵なのですが」きらりん(笑)>エステイン
GM/エステイン:「なるほど。では、次の攻撃を回避できたら貴官の要望に応じるとしようか」(くっく、と笑う)>アンドレイ
アンドレイ:「では、この段階で有れば・・・付いてこられますか? 少尉」加速開始
アンドレイ:BvPが蒼穹を往く
理々太:「!? ……は、はやいっ!」
GM/アクシア:「ふーん、さすがローゼンベルク中尉ね」
ジークベルト:「さて二人のエース相手にどこまでやれるか、見ものだな……」
GM/アクシア:「ほら理々太クン! しっかりお兄さんの背中、追いかける!」
GM:てきぱきとV機関の調整を仕上げ、操縦をほいっ、と理々太に渡すアクシア。
理々太:「……了解!」視線を固定。確実に、見る。
GM/アクシア:「どうローゼンベルク中尉。外から見たこの機体の感想は?」
GM:余裕こいて、そんなこと聞いてみたり(笑)>アンドレイ
アンドレイ:「私は銃士ですので。言葉で飾るよりも、この空で示しましょう!」>アクシア、理々太
アンドレイ:さらに加速する
GM:じゃあ、アンドレイが本気を出したので、演出でどうぞ(笑)。
アンドレイ:「ジークベルト。折角の新型機です。壊れぬよう、モニタリングよろしくお願いしますよ!」>ジーク
ジークベルト:「こちらは心配するな。貴官こそ調子に乗って落ちるなよ?」>アンドレイ
GM/アクシア:「あー、この機体やっぱミサイル積んでないわね。ペイロードがちっちゃいってば!」
GM/アクシア:「ほら理々太クン! しっかり狙ってしっかり撃つ撃つ!」
理々太:「ターゲットロッ……くっ!」瞬時に射撃。
アンドレイ:急激に失速。
理々太:言う瞬間すらおしいほどの速さに、困惑。
理々太:「!?」
アンドレイ:動より静へ。機体が錐もみ運動を起こし、一瞬落下する
GM/アクシア:「躱されてるのよ! ほら、しっかりレーダー見直す!」
GM/アクシア:「真下から、来るわよ?!」
理々太:意識はすでに動いている。無論、体も。
アンドレイ:「其は、薔薇の花びらが舞い散り・・・そして、風に吹かれ飛ぶように」
理々太:「なん、だ?」なぜか、機体がついていかない。
アンドレイ:失速から即座に機体を立て直し、急上昇。バレルロールでベルゼルクの頭上を捉える。
GM/エステイン:「流石だな。……では、私もそろそろ参加させてもらうとしよう」
GM:ばッ、とアイギス機が容赦なくベルゼルクの退路にミサイルを“置く”。
GM:絶技、としか言いようの無いコンビネーション。
GM/アクシア:「やばッ! ちょ、理々太クン、回避、回避ーーッ?!」
理々太:「見えてるっ!」けれど、けれど、けれど………!
アンドレイ:「ナビゲーターとしっかり息を合わせなさい。でなければ・・・躱させはしませんよ!」>理々太
GM:ぶち当てていいわよー(笑)>アンドレイ
理々太:ブースターに緊急点火。一気に上昇しようとする機体。
ジークベルト:「やはり、ドライバーの相性に左右されるようだな……従来機以上に」
ジークベルト:モニターをチェックしつつ
GM/三穂:「V機関、リミッター限界値まで出力上昇!」
GM/あやか:「ケルンにミサイル命中! ……機体損傷度30%!」
ジークベルト:「む、少しやばいかな……?」
アンドレイ:「機体性能に頼るばかりでは!」
GM/三穂:「超エース級の2機ですから……少し、荷が勝ち過ぎてるかも」
理々太:「くそ、ノイズが……!」
アンドレイ:交差するほどの軌道に接近。すれ違い様・・・
アンドレイ:20mmの一斉射。それは正確に腕部とライフルにペイントの痕を遺す。
理々太:「!?」やられた、と覚悟するその一瞬。
GM/あやか:「S.Q.U.I.Dにバックファイア!」
GM/三穂:「20mmライフル、破壊判定が出ました! 予備の武装、出しますか大尉?」>ジーク
GM/アクシア:「きゃああああああああッ、な、何やってるのよ理々太クン?!」
理々太:伊音の時にはなかった何かのノイズに悩まされ、それどころじゃない様子。
GM/アクシア:「げ、撃墜? されちゃってるわよ! せ、せめて戦闘機相手なんだから規定時間くらい持たせなさいよぅ!!」(ぶーぶー)
理々太:「申し訳……ありません……」揺らぐ心。

GM:では、ここで全員<探知>ロールしてください。難易度は5で。
ジークベルト:それは《忠誠》使わんとな(笑)
理々太:#6c1 感覚6 無理(笑)
●ダイス:Ririta:6c1=0(3,6,5,2,5,5)= 0
アンドレイ:機体修正はなしですかな?
GM:アリで(笑)>アンドレイ
アンドレイ:#14c1 <探知1>
●ダイス:Andre:14c1=1(4,5,3,3,4,4,3,1,5,3,4,5,6,5)= 1
ジークベルト:#3c1+4 <探知>《忠誠》込み
●ダイス:Siegbert:3c1+4=0(4,5,3)+4= 4
ジークベルト:む。ロゴス3で成功数1買います
GM:うい。では、ジークベルトはちょっとした違和感に気付く。
GM:何か、こう。予定に無い電波とか探霊波とかが検出されてる(笑)>ジーク
ジークベルト:なにー(笑) それはシュネルギアに向かって?
GM:そういうのもあります(笑)<シュネルギアのスペック検証
GM:有り体に言うと、第3者が無断で撮影しているようです<実験を
ジークベルト:なる。

ジークベルト:「そこまでだ……訓練終了だ!」
理々太:「所詮、戦う力っていっても……この程度なんですよ……」ぽつり。アクシアに聞こえないように。誰かへのつぶやき。
GM/アクシア:「? どしたの理々太クン? やっぱ悔しい?」
GM:アクシアおねーさんは、ちょっち鋭いのだ(笑)。
理々太:「……いえ。お役に立てず、本当に申し訳ありません……」
理々太:バレバレだけど、隠します(笑)
GM/アクシア:「んー。ま、慣れない機体だし、データ収集が目的なんだから、ま、いーわ」(くしゃくしゃと頭ナデナデ)>理々太
ジークベルト:「気付いているか……?」三穂とあやかに向かってささやく
GM/三穂:「……何かノイズ、多いとは思ったんです」
GM/あやか:「どうします大尉? 機影はありませんから、地上に車両が居ると思いますけど」
ジークベルト:「記録はとったな?」
GM:もちろんです、と頷く2人。
ジークベルト:「よし、解析は頼むぞ」
ジークベルト:それから、通信を使ってアンドレイとエステインを呼び出す
GM/エステイン:「どうした、ノイマン大尉?」
ジークベルト:「ご苦労だった。ついでに用事を頼まれてくれないか?」
アンドレイ:「どうしましたか?」>ジーク
ジークベルト:「そろそろ来客が見える。ちょっと迎えがてら様子を見に行ってくれ」
ジークベルト:(意訳:近くで誰か見ているからちょっと探してみてくれ)
GM/エステイン:「セブンス1、了解した」
GM:ぐいーん、と機体を旋回させるエステイン。
アンドレイ:「ローゼン1了解。その前に少々」>ジーク
ジークベルト:「……どうした?」
アンドレイ:「少尉、聞こえますか?」>理々太
理々太:「あ、アクシア大尉っ……!は、はい。アンドレイ中尉、なんでしょうか?」
アンドレイ:「やはり、あなたには軍人として大切なものが欠けているようです。そしてそれは、三条さんと同じものであるように、私には思えます」>理々太
GM/アクシア:「ちょっと中尉? いまこの子落ち込んでるんだから、そーゆう難しい話はアトにしてくれない?」>アンドレイ
理々太:「!?……降りろ、ってことですか?」焦るような目でモニターに。
アンドレイ:「私からの宿題です。あなた方二人で、それを探してみなさい。一人であれば見つけられないことも、二人であれば、見つけることもかなうと私は思います」
アンドレイ:アクシアからの非難をあえて受け流し。
GM/アクシア:「う、駄目だ。語りに入っちゃってるか……」(どよーん(笑))
アンドレイ:「それでは、くれぐれもご婦人には優しくするのですよ!」エステインの痕を追います(笑)
理々太:「っ。三条さんは、関係ありません!」
ジークベルト:「ご苦労だった……とりあえず速やかに帰還しろ。それからゆっくり休むといい」>理々太
理々太:「了……解……」
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン5 「足跡」
 シーンPC:ジークベルト。

GM:シュネルギア:ベルゼルクの慣熟飛行中に発見された謎の一団は、ジークベルトの素早い措置によって捕捉、殲滅された。
GM:言うまでも無いが、彼らが降伏を是としなかったからである。

GM/アクシア:「どうジーク? 連中の遺留品、何か分かった?」
GM:気がつけば、もう夕食時になっていたらしい。
GM:にこにことカップラーメンを2ツ持って、アクシア・リヒトヴィッツが情報分析ルームに入って来た。
ジークベルト:「……もうこんな時間か……」
GM:と、いうわけで。情報収集タイムですよジークさん(笑)。
ジークベルト:ういうい(笑)
GM:さぁ、調べたいことは何かなー?(笑)
ジークベルト:まず、連中の素性は分かりましたか?
GM:ふむ。それは実は高難度です。
GM:<情報処理>目標値9でいってみよう。
GM:(理由:基本的に身元の分かるものを持ってなかったため)
ジークベルト:カップめんをすすりつつ解析ー
GM:だぱだぱ、と自分のカップめんにレトルトのカレーを注ぐアクシア(笑)。
GM/アクシア:「ま、さすがに身元まる分かりなモノは持ってない、か」
GM:分析の終わった資料をぱらぱらとめくりながら、アクシアが言う。
GM/アクシア:「226拳銃にガバメントぉ? まぁ統一性の無い装備ですこと」
ジークベルト:ロゴス3で<情報処理>4レベルに。 さらにロゴス8でダイスブースト。
ジークベルト:#13c4+4 <情報処理>《忠誠》込み
●ダイス:Siegbert:13c4+4=7(5,4,1,1,3,1,6,1,6,6,3,5,5)+4= 11
GM:素晴らしい(拍手)。
GM:では、ほっとんど何にも無い手がかりを拠り合わせて至った結論です。
GM:遺留品の分析は困難だったが、概ね次のようなことが分かる。

・彼らは10人ほどのグループだったが、どうもテロ組織“天使派”らしい。
・松城実験場を監視していたのも、新型機の開発阻止、もしくは強奪が目的ではないか。
・彼らの装備の出所は定かでないが、使用していた車両は八幡重工製のものである。

GM:とまぁ、こんなことが。
ジークベルト:「連中か……しばらくおとなしくしていたのだがな……」
GM/アクシア:「ふーん。てことは何。連中、八幡重工と手を組んだってコト?」
GM:って、考えすぎよねー、とアクシアは笑う。
ジークベルト:「なんとも……でも、ありえる話ではあるか……」
ジークベルト:「連中もノイエギアの件から干されているからな……」
GM/アクシア:「ま、あんだけ悪さすればね。少しは懲りるでしょ」(ずぞぞっ、とカップカレー麺を啜り)
GM:では、他に調べたいことはあるかな?
ジークベルト:そうですねー
ジークベルト:最近の天使派の動きは何かありました?
GM:ええっと。
GM:あったあった(笑)。
GM:例の荒崎憲吾が仕掛けたテロ以来、目だった活動は無し<天使派
GM:しかし、逆に言えば近々それは、大掛かりな作戦があるからではないか、とも取れる。
ジークベルト:あとは、新型機のことについて洗い直し
GM:<情報処理>難易度は3で>ジーク
ジークベルト:めんどいから、忠誠込みで(笑)
ジークベルト:#5c3+4
●ダイス:Siegbert:5c3+4=4(1,2,2,4,3)+4= 8
ジークベルト:素で成功してたな(笑)
GM:えーと、そうですねえ。戦闘データも溜まったし、本来なら後で出すつもりだったんですが……(笑)。
GM:ベルゼルクの本来のスペック。笑え(笑)。
GM:ただ、このスペックについては、リミッターによって抑制されている。
GM:単に、拘束を解くだけの状況もなければ解いた後のデータも無いから、なんですが(笑)<新型機
ジークベルト:「ふむ、なかなかに剣呑な(苦笑)」
GM/アクシア:「わちゃー。こりゃあ……狙われるわ」(口元に手を当ててモニター覗き込みつつ)
理々太:「失礼します」プシュー、と自動ドアが開いて入ってくる。
GM/アクシア:「あらー理々太クンいらっしゃーい。……食べる?」(笑)<カップカレー麺を掲げ
ジークベルト:「ああ、いいところに来た。とりあえず座ってくれ」>理々太
理々太:で、目の前の光景に少々、驚いて戸惑う。(笑)
理々太:「あ、いえ。食事管理以外のものは規則で禁止されてますから……」苦笑を浮かべて。
GM/アクシア:「そういえば、晩御飯はもう食べた? 恭花ちゃんと一緒だったんじゃない?」>理々太
理々太:「食べたと、思います」探したが見つからず。避けられたことを理解しながら。
GM/アクシア:「そ。ならいーんだけどね」<恭花ちゃん
理々太:「すみません、新型のこと……というか、今日のことでご相談があるんですが」
ジークベルト:「どうした……?」
理々太:「乗っていて違和感というか、今までなかったノイズというか……」
GM/アクシア:「のいずぅ〜?」(あからさまに剣呑な声)>理々太
ジークベルト:「ふむ……」先を促す
理々太:「まるで操作に“フィルター”がかかっている感覚、というんでしょうか。S.Q.U.I.Dは同じもののはずなので、機体のせいではないと思うんです」
理々太:あ、アクシアとの相性の悪さを指してます(笑)。
ジークベルト:「(気付いたか……ヴィヴリオ大佐が推薦するだけのことはある……か)」
理々太:「要領を得ず……申し訳ありません」
ジークベルト:「ふむ、いいたいことは分かった」
GM/アクシア:「んー、何ソレ? つまりアタシと理々太クンの相性が良くないです。っていいたいワケ?」(ずばーん、と核心を突いた発言(笑))
理々太:「訓練でも、伊音さんの時も、なかったことなので……っ」アクシアの指摘に焦り(笑)。
GM/アクシア:「こんの、贅沢もの〜ッ、誰のせいでアタシが松城くんだりまで来てると思って!」(ぐりぐりぐり、とウメボシ攻撃(笑))>理々太
理々太:「い、いえ!技量が足らず、アクシア大尉にはご迷惑おかけしています。申し訳ございません!」自分のせいだと思ってます。
ジークベルト:「ふむ、では誰なら良いと思う……?」
理々太:「多分、アクシア大尉に見合うパイロットに変えるのが……一番かと」搾り出すように返答<ジーク
GM/アクシア:「そんなの決まってるじゃない」>ジーク
GM/アクシア:「よーするにこの子、あの化け物シュネルギアを起動できる割に、“黒い天使核”の波長が独特なんだと思うわ」(ウメボシを解除)
GM/アクシア:「ま、有り体に言えば、オニの感受性がないと、この子に同調できないってことね」
ジークベルト:「オニ……か」
理々太:「ヤシマの方、ですか……」すっと遠い目。思い出すは笑顔のあいつ。
GM/アクシア:「っても、瑞穂基地じゃ伊音くらいか。……ウチの香夜は、あれはあれで特異なわけだし……」
GM/アクシア:「素質で行けば、カノンちゃんあたりでもいけそうだけど、あの子はねえ」
ジークベルト:「まあ、そっちのほうは後で検討するとして……」
GM/アクシア:「そーだ、いいアイデアがあるわよ?!」(ぽむ、と手と掌を合わせて)
ジークベルト:「いいかい?」理々太のほうを見て
理々太:「え?」ふと、現実に戻され。ジークの目線から逃れられず。
GM/アクシア:「理々太クンと、響クンが組めばいいのよ。あんたたち、相性ばっちりだったじゃない?!」(えっへん、と得意満面)>理々太
ジークベルト:アクシアのほうは受け流し(笑)「あの子(シュネルギア)はまだ赤ん坊もいいところだ」
理々太:「はい」
GM/アクシア:「なによう。いいアイデアじゃないのょう……」(拗ね拗ね)
ジークベルト:「それをこれから育てていかなければならない。あの子も君自身も……ね」
理々太:「育てていく……?」
ジークベルト:「自分で考えるんだ。どうするば成長していくか。どうすれば波長が合うか、ね」
ジークベルト:「そうすれば、きっとあれの真の姿を見つけることができるだろう……」
理々太:「自分で。じぶん、で。……代わりはいないってこと、ですか」
ジークベルト:「ま、あせらずにやることだ」理々太の頭にポンと手をやり
理々太:「ありがとうございます」顔を上げて。男の顔になる。
ジークベルト:「いい顔だ」
GM/アクシア:「ふーん?」(にやにや、と理々太を見る(笑))。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン6 「三条恭花」
 シーンPC:理々太。

GM:夕食後の射撃訓練場。
GM:実験施設という性格からか、普段あまり使われていない施設に、パン! パン! と乾いた銃声が響いている。
GM:そう。何となく、来てみただけなのだ。
理々太:けれど、何かの確信とともに。この場所へと。
GM:そこには確かに、あの少女の姿があった。
GM/恭花:「ふう……。やっぱりいきなりじゃ当たらないよね」
GM:かしゃ、とワルサーP99のマガジンを外す恭花。
GM:理々太に気付いた様子は、無い(笑)。
GM:かちゃり、かちゃりと9mm弾を込め、再び銃に装填し直す。
理々太:「ちゃんと、手を添えて」
理々太:背中から声。
GM/恭花:「っ、ああえっ?」(パァン!)
GM:ちゅいん! と天井あたりに跳弾した(笑)。
GM/恭花:「あッ、え、郷くん? 何で……」(きゅ、と銃を胸に抱き)
理々太:「いいから。さ」
GM/恭花:「う、うん」(構え直す)
理々太:「目線は外さない。ちゃんと下半身を意識して」
GM/恭花:「…………」(気持ち、真剣に顎を引く)
GM:パン! パン! と銃声。
GM/恭花:「……当たれっ、当たれっ、当たれっ!」
GM:ばしっ、ばしッ、とターゲットの端の方に穴が開いていく。
GM/恭花:「……う〜」(カチカチ、と弾切れ)
理々太:ちょっとだけ口元を緩ませ。
GM:彼女の場合、足腰を鍛えているせいか姿勢が崩れないのは長所だが、そもそも構え方がまったくの素人なのでうまく狙いが絞れていないように見える。
GM:で、どこで知ったのか再び弾倉を落として、弾丸を詰めなおす。
理々太:「貸してくれますか?」
GM/恭花:「お手本、見せてくれるの?」>理々太
GM:<射撃戦闘>判定。難易度4で(笑)>理々太
理々太:ロゴス6点使用。失敗できません(笑)。
理々太:#12c4 射撃
●ダイス:Ririta:12c4=8(3,3,5,4,5,1,3,6,2,2,3,6)= 8
GM:銃を渡す時、セイフティが掛かってない上に、銃口がこっち向いてる。撃ち殺す気ですか、このお嬢さんは、と思った(笑)>理々太
GM/恭花:「……?」(素)
理々太:はじめて苦笑して。
理々太:「誰かに渡す時に銃口は向けないでください」
GM/恭花:「あッ……。ご、ごめんなさい郷く」(パァン!)<暴発した(笑)
GM:謝ろうとして、何か2人の間のコンクリが、ちょっと削れました(笑)。
GM/恭花:「…………」(バツが悪そうに、真っ赤になって理々太を見上げる)
理々太:「危ないから、はやく」あわてたりしない。
GM:では、ようやっと無事に受け取れた(笑)。
GM:ちょっと下がって、食い入るように理々太を見る恭花。
理々太:受け取り、正確な動作で構え。静。射。バン。銃声は2発。穴は1つ。難易度の2倍なんで(笑)
GM/恭花:「…………凄いね」
GM:かなり、悔しそうな声。
理々太:「銃は……渡されたものなんです」唐突に語りだす。
GM/恭花:「?」(戸惑う)
理々太:「すごく仲のいい奴がいて。あのロボットに乗ってて。みんなを守りたいって言って。優しくて、笑顔が似合う奴で」
GM/恭花:「その人……どう、なったの?」(聞いちゃ駄目なような、聞かなきゃいけないような)
理々太:「けど……その友達のどうしようもない奴を庇って。血まみれで、もう、遅くて……」
GM/恭花:「それで、あなたは銃を撃つようになったの?」
理々太:「……そいつの代わりなんです。戦う力は」
GM/恭花:「……いいな」(そっ、と理々太の傍に)
理々太:「だから、戦う。アイツが守りたかった人たち。代わりに守るために。想いがあるから」
GM/恭花:「郷くんは……戦えて、いいな」(ワルサーに、指を触れ)
理々太:「貴方と違って……幸せですよね」自虐的に笑って見せる。
GM/恭花:「私はね……。何にも、無いよ?」
GM/恭花:「天使兵が襲ってきて。友だちもあいつらに殺されて。私は足を失って……」
GM/恭花:「あいつらに、思い報せてやりたいのに。銃だってろくに撃てないよ?」
理々太:「……三条さん、は」
GM/恭花:「なに?」
GM:どこか、翳のある微笑。
理々太:「戦いたいんじゃなくて……戦争を、はやく終わらせたい、だけなんですよね」
GM:それは、自分と同じく、大切な何かを失ってしまった誰かの、影。
理々太:「これ以上、友達を失う人たちを創らないように……したいだけなんですよね」
GM/恭花:「そう……なの、かなぁ?」(ふふっ、と微笑う)
GM/恭花:「でもね。ホントは分かってる。……私には、何の力もないの」(俯く)
GM/恭花:「銃なんか撃てたって、あいつらには敵わないのだって、知ってる……」
理々太:「力があるとか、ないとかじゃなくて……」
GM/恭花:「…………?」(理々太を見る)
理々太:「その想いが……一緒なのが、嬉しいです」
GM/恭花:「……ッ、そ、そんなことな」(途中で言葉が切れる)
GM:それは、否定できない彼女の、確かな真実。
理々太:「あんなこといって……ご、ゴメン」背を倒し、理々太として謝る。
GM/恭花:「そッ、そんなのいいわよ。……あ、私もその、理々太くんにひどいこと、しちゃったし」(慌て)
理々太:「そんな顔、するんですね」ふっと顔だけ、あげて。目を細め。
GM/恭花:「……ッ。か、関係ないでしょ?!」
GM/恭花:「あ、あの。いろいろ教えてくれてありがと! あ。後は私、自分でできるから。練習するから……」
理々太:ちょっと寂しい顔してみよう(笑)
GM/恭花:「理々太くん、疲れてるでしょ? 私になんか構わなくっても……」
GM:はた、と何か気付いたのか。言葉を止める恭花(笑)。
理々太:「邪魔して、すみません。それじゃ」躊躇うようにゆっくりと背を向け、去っていきます。
GM/恭花:「あのね。理々太くん。……お願いしても、いい?」
GM/恭花:「今日でなくてもいいから。また、教えてくれる?!」>理々太の背中に
理々太:「ええ。……なんか、複雑ですけど」背を向けたまま。
GM:理々太の背後からは、再び軽い銃声が聞こえたり聞こえなかったり。
GM:シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン7 「疑惑」
 シーンPC:アンドレイ。

GM:G3松城天使核実験場、夜更けの格納庫。
GM:今日の模擬戦、明日の本格的な訓練に備え、アンドレイは機体の点検に余念が無い。
GM:何しろいつもの瑞穂基地整備班とは勝手の違う連中が扱う機体である。
アンドレイ:「少尉の方は、マドモワゼル三条とどうにかうまくいっている様子ですし。さてと」
GM:――概ね点検が終わった頃。ふと、人の気配と話し声が聞こえた気がする。格納庫の裏手から、だろうか。
アンドレイ:「おや?」<裏手
GM:<探知>判定してください。難易度は3。隠行できるかどうかです。
アンドレイ:ロゴス6探知1>3で。
アンドレイ:#10c3 <探知>
●ダイス:Andre:10c3=5(1,5,3,5,4,2,3,3,6,6)= 5
アンドレイ:5成功ですね。
GM:では、抜き足差し足忍び足〜、で話し声の方に。

GM/エステイン:「なるほど。……確かにそれは、良い目晦ましだ」
GM/??:「そうだろう。それに、中将閣下は君の功績も高く評価している。あの娘は掘り出しものになりそうだと――そう、仰せだ」
GM/エステイン:「あの狐の考えそうなことだな。完全機械化兵では安定しない、か。――不穏な話だ」
GM:などと、不穏当な会話が聞こえてきます>アンドレイ
アンドレイ:「・・・・・」瞳を細める。
GM:闇に潜む気配に向かって、酷薄に微笑むエステイン。
アンドレイ:「(薔薇の濃密な香りの裏には、腐臭が混じる事もありうる、か。つくづく、自分の住んでいる世界が綺麗なだけではないと分かりますね)」
GM:ふと、視線がこっちに向いた気がした>アンドレイ
GM:ゆっくりと、懐から2丁のガバメントを抜き出す。
GM/エステイン:「さて。話を進める前に……ネズミは駆除しておくに限る」
GM:さて、どうしますかー?(笑)
アンドレイ:「鼠とあれど、美しい貴婦人には惹かれて出てきてしまうものです」
アンドレイ:薔薇を片手に物陰から姿を現す
GM/エステイン:「何だ。そのままでいれば見逃してやったものを」(くす)
GM:ガウッ! と銃声。
GM:一射ぶんの音しか聞こえなかったアンドレイの目の前で、2発の銃弾を額と心臓に受け、黒装束の男が、やけにゆっくりと仰向けに倒れていった。
GM/エステイン:「運が無かったな、中尉。――これで、貴官も共犯者だ」(微笑)
GM:ふふッ、と面白そうに笑い、ごろん、と死体をひっくり返すエステイン。
アンドレイ:「これでも、花と女性を見る目には自信があるつもりです、中尉殿」微笑む。
GM/エステイン:「今は、その言葉が真実だと認めよう、薔薇の騎士どの」
アンドレイ:「掘り出し物とは・・・“彼女”のことですか」
アンドレイ:死体に近づいて検分しながら
GM:まぁ、どこかの機関の忍者というところでしょう<死体>アンドレイ
GM:もちろん、身元が分かるものは一切持ってません。
GM/エステイン:「ああ。この実験場に来る以上、ヘルプストハイム・チェックは徹底されるが」
GM/エステイン:「彼女には“黒い天使核”は無い。が、それを受け入れる素地は充分にあるとの結論に至ったそうだ」
GM/エステイン:「中尉は、T−Xは知っているな?」>アンドレイ
アンドレイ:「ええ」立ち上がり、眉をかすかにしかめ
GM/エステイン:「アレと同じだ。要するに“黒い天使核”を積んだ機械化兵を1人、用意したいらしいな、中将殿は」
アンドレイ:「確かに、彼女は実験体としてはうってつけかもしれませんね。三条恭花は、ある意味、死んで『いた』」
アンドレイ:「全てを奪われ、存在意義を失い」
GM/エステイン:「しかも、自分がシュネルギアを駆れるとなれば、喜んで自分の身を差し出すだろう……な」
GM/エステイン:「それが正しいかどうか、私は語る資格が無い……」(ふと、目を伏せて)
アンドレイ:「しかし、彼女は「生きる理由」を見出しつつある、と私は思います」
GM/エステイン:「そうか」(軽く頷く)
アンドレイ:「私達軍人の存在が許されるとするならば……それは自らが生きるために戦うゆえ、なのですから。……そうでしょう、ジーク?」
ジークベルト:「デートにしては、話題に華がないな……」その辺の壁に寄りかかって登場
アンドレイ:「それが、誕生から今まで、他の命を奪い、喰らって生きてきた私達の業」
アンドレイ:手にした薔薇を、指先で回す。
ジークベルト:「そうだな。自らが生きるため、そして生きる希望を未来につなげるため、それが我々が戦う所以だ」
GM/エステイン:「これはノイマン大尉。……こんなうらぶれた場所にお出ましとは」(微笑)
ジークベルト:「さて、どうしたものかな……」
GM/エステイン:「見てのとおりです。なかなかに厄介な……」
GM:と、丁度いいところに来てくれたなぁ、ジーク。
GM:携帯が鳴るぞー。
GM/エステイン:「どうやら、私たちは貧乏籤を引かされるようで、大尉?」
ジークベルト:「なに、いつものことだな……」>エステイン
ジークベルト:「っと……はい」電話に出る
GM/アクシア:『ちょっとジーク? アンタいまどこに居るの?!』
ジークベルト:「どうした?」
GM/アクシア:『どうしたもこうしたも無いわよ! 例の大酒からこっちにくるはずだった子供たち、何者かに襲撃されて全員、行方不明になったそうよ?』
ジークベルト:「何だと!?」
ジークベルト:「天使派の仕業か……!?」
アンドレイ:「どうやらデートの続きも、あまり華のないものになりそうですね」>エステイン
GM/エステイン:「手回しの良い話だ。……来るぞ、2人とも、伏せろ!」
アンドレイ:伏せ
ジークベルト:「ちっ」伏せ
GM:ひゅるるるるう……と、夜気を切り裂く榴弾砲の音が。
GM:ドウッ!! と滑走路あたりに着弾したっぽい。
ジークベルト:「全施設に緊急警報を発令!」>アクシア
GM:や、携帯は衝撃波で吹っ飛んでいって(笑)>ジーク
GM/アクシア:『ちょ、ジーク? 何いまのば』(ぶつッ)
ジークベルト:なにー(笑)
GM/エステイン:「続きは夜空で、と行きたいところだが……アンドレイ中尉?」
GM/エステイン:「連中の足止めを頼む。私は、ノイマン大尉を中央管制室まで送ろうと思う」
アンドレイ:「まずは急ぎましょう。ジーク、郷少尉とマドモワゼル三条の確保を最優先してください」
ジークベルト:「どうやら続きは、この乱痴気騒ぎが終了してからだな。頼むぞ」>アンドレイ・エステイン
アンドレイ:「ええ、礼儀を知らぬ出歯亀どもには、早くご退場いただかねば」
GM/エステイン:「気付いていたか? この実験場のセキュリティ、相当な範囲で殺されているぞ」
GM:何か、門の方から銃声とかジープの乗り入れる音とかも(笑)。
ジークベルト:「ちッ。これほど早く動くとはな……」
ジークベルト:「時間がない、急ぐぞ」
ジークベルト:エンゲルシュヴァルトを抜く
GM/エステイン:「貴殿と共に戦えぬは残念だが……。シュネルギアは必ず寄越す。それまで持たせてくれ」>アンドレイ
アンドレイ:しゃりんとサーベル、そして拳銃を抜く。
アンドレイ:「この薔薇にかけて」薔薇を口にくわえて駆け出す>エステイン
アンドレイ:「ここでしくじって、ズィーガーに笑われるわけにはいきませんからね」
GM:では、シーンエンド。


■ミドルフェイズ/シーン8 「決断」
 シーンPC:理々太。

GM:突如、謎の武装集団――テロ組織“天使派”の襲撃を受けた松城実験場。
GM:その中を、アクシアと理々太はシュネルギア格納庫に向かって走っていた。
GM/アクシア:「ッ、この、どーしてこうもやすやすと!」(拳銃でテロリストを薙ぎ倒し)
GM/アクシア:「基地の警備は! セキュリティシステムは何やってんのよ!!」(悲鳴)
理々太:「銃を……撃たなきゃ」決意して頼りなげに構え。
GM/アクシア:「ッ、理々太クンは無理しないで!」(通路の影からテロリストに応射)
理々太:「軍人です……から。ッ!」はじめて人を狙って撃つ。
GM:テロリスト「ぐわッ?」(理々太の銃弾を肩に受けて後退)
GM:さて、理々太クン。ちょっと恭花ちゃんのダーザインで判定してもらえる?(笑) 難易度は2で。
理々太:能力値は何を?<判定
GM:聖霊ですねー。
GM:<ダーザインで判定
理々太:#5c4 信じろ、恭花を!
●ダイス:Ririta:5c4=4(4,2,6,1,3)= 4
理々太:うし、4で成功です!
GM:ははぁ。じゃあ、どういうわけか……。
GM:「“天使”の娘は居たか?」「こちらのエリアには居ません」
GM:「何としても確保しろ。奴らにアレを起動させるわけにはいかん!」
GM:なーんて、どこからともない声が知覚できちゃいます>理々太
GM:あと、何か数時間前の射撃訓練場での光景とか。
理々太:「天使の、娘……?」はじめて撃った感触。耳に入ってくる雑音。
理々太:脳裏に浮かぶのは、ただ一人の。
GM/アクシア:「どしたの、理々太クン? もうちょっとで格納庫まで……」
理々太:「アクシア大尉……機体の確保、お願いします」
GM/アクシア:「ッ、ちょっと理々太クン! どこに行くつもりなの?」
理々太:一瞬の逡巡。
GM/アクシア:「三条さんのことなら……諦めなさい! 今は、シュネルギアを動かすことの方が先決よ?!」
GM/アクシア:「あの機体さえ動かせれば、アタシたちの勝ちなんだから! 三条さんを助けるのだって、その方が……」
理々太:「大切な人の所にっ!」右手にあるワルサーが先ほどとは違い頼もしく思える。そして駆け出す。
GM/アクシア:「ッ、馬鹿! アンタ1人で行って、死にたいの?!」 ああもう、とインカムを引っ掴み。
理々太:「信頼してます、大尉!!」
理々太:男の背中をアクシアに向けて戦渦に飛び込む!
GM/アクシア:「ジーク! 聞いてのとおりよ。これから民間人の確保に向かうから、何とか持たせて頂戴!」(げしッ、とインカムを踏み砕く)

GM:では、どこをどう駆け抜けたのか。
GM:理々太の眼前には、怯えながらも、毅然とした気持ちを保って立っている三条恭花の姿が、あった。
GM/恭花:「理々太、くん……?」
理々太:「三条さんっ! 大丈夫!?」
GM/恭花:「う、うん。私は、大丈夫……」
GM:理々太の足元には、テロリストの死体が3つくらい転がってる。
GM/アクシア:「なーんか、結局この辺りの連中、片付けちゃったか」(苦笑)
GM/アクシア:「さ、理々太クン。恭花ちゃん連れてシュネルギアのところに行きなさいな」
GM:どこかいつもの張りの無い声で、アクシアは言う。
理々太:「はやく、こっちへ!」死体は意識から遮断し。強引に手を引く。
GM/恭花:「あっ。でも、理々太くん……!」(後ろを振り返り)
GM/アクシア:「アタシはもーちょいすることあるから、アンタだけで動かしなさいねー」>理々太
理々太:「そんっ……ぅ」いいかけた言葉を飲み込み。
GM:にこにこと手を振るアクシアの背後から、明らかに敵意のある足音が近づいているのが分かる。
理々太:「了解。アクシア大尉も、どうかご無事で……!」
GM/アクシア:「大丈夫! 今んとこ外の敵は戦車くらいだから、アタシが居なくても」(銃声の中に声が消える)
GM/恭花:「理々太くん……っ」
理々太:「……いこう!前だけ見て!」
GM/恭花:「ッ、う、うん……!」

GM:そうして、シュネルギアハンガー。
GM/エステイン:「遅かったな、2人とも」
GM/エステイン:「外では、アンドレイ中尉が苦労している。早く助けに行ってやってくれ」
理々太:「すぐ搭乗します。アクシア大尉の援護をお願いします」
GM:既に格納庫も火の海だ。彼女の機体も120mm砲の直撃を受けて、爆散してしまったらしい。
GM:だが、シュネルギアだけは無事だ。
理々太:「三条さん、乗って」ベルゼルクのコクピットを指差し。
GM/エステイン:「了解した。――そうだな、それがいい」(恭花を乗せる理々太を見て)
GM/恭花:「え、でも……」
ジークベルト:「さあ、急ぐんだ。こちらは我々に任せろ」
ジークベルト:瓦礫の影からエンゲルシュヴァルト引っさげて
GM/恭花:「この機械、資格の無い人が乗ると、動かないってアクシアさんが……」
理々太:「少なくとも、ここよりは安全だから。さぁ、時間がないんだ」
ジークベルト:「お前らなら大丈夫だ。自分を信じろ」>理々太・恭花
ジークベルト:「いったろう、この機体はお前たちが“育てる”んだと」
GM/恭花:「…………」(こくん、と頷く)
理々太:「……はい、動かないじゃないんです」
理々太:「動かして、見せますから」ジークにそういて、コクピットに飛び込む。
GM/エステイン:「やれやれ。……また敵中突破ですか、大尉。……管制室が持ちこたえていればいいのですが」(しゅ、と葉巻を吸う)
ジークベルト:「まあ、食後の運動だと思って付き合え」
GM/エステイン:「了解です」(軽く敬礼)>ジーク
ジークベルト:「行くぞ!!」

GM:フィィイイイイイイイ……と、シュネルギア:ベルゼルクのV機関が駆動する!
GM/恭花:「?! これって……」
GM/恭花:「り、理々太くん……」
GM:ナビ席に座り、不安げに見つめてくる恭花。
理々太:「対天使用決戦兵器……第三世代人間戦車『シュネルギア』」
GM/恭花:「これが……シュネルギア」
GM/恭花:「私にも、動かせる?」
GM:ちなみに駄目です(笑)<恭花 今回、彼女のナビ修正はナシです。
GM:ただ、どういう理屈か、起動する邪魔にはなりません。
GM:あ、あと今回、ナビが居ないので《接合》できません(笑)>理々太
理々太:「分からない」
理々太:そういって、コクピットに置いてあった“角”を手に取り。
GM/恭花:「? それは……?」
理々太:「けれど、ここには想いがある」
GM/恭花:「分かった。私も、レーダー、なのかな? 見るくらいは手伝うわ」
GM:ごおおおん! と、立ち上がるシュネルギア。
理々太:“角”を額に。
GM:純白の機体が――ケルンを展開し、炎を切り裂く。
GM:てことで、発進、どうぞ!
理々太:「アイツと……恭花さんと。ここに2人の想いがあるから」
理々太:「“オレ”は……戦うんだ!」
GM/恭花:「……うん!」
理々太:「郷理々太、ベルゼルク起動。いきます!」
GM:シーンエンド。


Setup-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠