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2014/12/25, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様
 今年も一年ありがとうございます。

@ 雑誌「世界」2015年1月号「大いなる希望としての科学」
大江健三郎x大栗博司x三浦雅士x原広司
2014年11月15日市原湖畔美術館での「HIROSHI HARA.WALLPAPERS」
展での座談会です。12月28日(日)まで開催。

 四国のことを語られています。

A 岩波ブックレット「集団的自衛権と憲法9条」1月8日発売 64頁
 梅原猛・大江健三郎・奥平康弘・澤地久枝・
 鶴見俊輔・池田香代子・金泳鍋・阪田雅裕

 楽しみな企画です。
2014/12/9, いとうくにお
みやじま紅葉さん、情報ありがとうございます。じつは、この全集の刊行開始を記念した、大江さんと池澤さんの対談を新宿で観てきました。楽しみな全集ですね。
2014/12/9, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 師走です。

 本屋にて、『日本文学全集』全30巻(池澤夏樹=個人編集)河出書房新社
 の冊子(一枚もの)を入手しました。

 大江健三郎氏の推薦がうたわれています。
 収録巻では、22巻で「大江健三郎」2900円で、池澤氏のセレクトになるものです。
 発売日は未定のようです。来年一月から「古事記」池澤夏樹・訳で開始です。
2014/10/6, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 大江健三郎氏の、久しぶりの講演について(すでに終了)お知らせします。
 当地で行われたことを知らず、翌日の新聞(10月5日(日))で知りました。

 10月4日(土)文化交流会館(広島市中区)
    平和公園から300メートル南。

  講演内容;社会の危機的状況に何ができるのか、真面目に考えよう
   原爆病院・元病院長について
   夏目漱石の「こころ」について
   「原爆ゼロ」について、など
   : 「戦争をさせないヒロシマ1000人委員会」主催

  約1100人の聴衆でした。

 以上、中国新聞2面を要約しました。
2014/9/24, いとうくにお
みやじま紅葉さん、岩波文庫の情報、ありがとうございます。大江さんの書き下ろしの文章が載っているのは嬉しいですね。
2014/9/24, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様
 
 先の岩波文庫、第2弾である以下のものを入手いたしました。復刊の方は
売り切れでした。

 『M/Tと森のフシギの物語』大江健三郎作

 と表紙にあり、黄色い帯がまかれています。緑197ー2 岩波文庫 本体900円
 9月17日第1刷発行です。
 
 内容は、
   本文のほかに、
  @語り方の問題(一)、(二) 大江健三郎 419
  A解説 小野正嗣 433
 で構成されています。
   @は大江氏の書下ろしですので、ここでは書きませんので
  お手になり、お読みください。

    岩波文庫への考え方がありますので、今後のことが見えてきます。
2014/9/8, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様
 いくつかの情報です。「ダ・ヴィンチ」10月号によれば、次のようです。

@『M/Tと森のフシギの物語』岩波文庫 9月17日発行 900円
A『渡辺一夫評論選』大江健三郎・清水徹/選 岩波文庫復刊9月17日発行

 これからすれば、岩波文庫、今後、『キルプの軍団』もライブラリーからの移行もありそうです。
どの程度、岩波文庫にはいるのか、今後の成り行きが待たれます。
2014/8/22, いとうくにお
みやじま紅葉さん、自選短編集、入手されたのですね。
それにしても、大変な土砂災害でしたね。ご無事でなによりです。
2014/8/21, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 当地では、あの土砂災害で、あの朝はかってないほどの怖い雨でした。一瞬、『同時代ゲーム』の中の洪水のシーンを思い出しました。山が壊れた匂いは、近くの川のながれにも感じられました。市内に住んでいても、あの日の雨と雷はわすれられません。
 さて、手元に、『大江健三郎自選短篇』を入手しました。

 @黄色い帯がついています。
 A大江短篇の最終形、背には最終定本、とあります。
 Bカバーには、加筆修訂された「空の怪物アグイー」の印刷部分に
   青のインクで訂正があります。(今回気がつきました)
    本文では、p317〜318です。
 C後の研究者には役立つだろう校訂です。

 皆様、短篇を楽しみましょう。
2014/8/19, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様
 お盆も過ぎて、なお暑いですが・・・

 本日、「図書」8月号で次のような9月発行の文庫を
みました。

 本日(19日)は『大江健三郎自選短篇』岩波文庫、本体1380円
  加筆修訂がほどこされた最終定本、23篇。
 
 ついで、9月17日発売『M/Tと森のフシギの物語』464頁 

が書かれています。岩波書店「同時代ライブラリー1」414頁(1990年3月)からの移動です。

 今から楽しみです。
2014/7/17, いとうくにお
みやじま紅葉さん、群像の情報、ありがとうございます。小説の執筆が終わったのだとしても、講演、詩など、いろいろな形で我々は大江さんの声に接することができますね。
2014/7/17, みやじま紅葉
いとうくにお様
 古井一様
 皆様
 
 「持続する志」、エッセイ集にもなったタイトルですね。

 @「群像」8月号
   大江健三郎・編の「個人的な詩集」として、4篇と 
   「編者解説ー英詩翻訳の声調」p171
   
 じっくり読むことができる詩です。

 皆様、来月、短篇集が待ち遠しいです。
2014/7/12, いとうくにお
古井さんの「持続する志」のお話に感銘しました。半世紀にわたって沖縄のこと、核のことを考え、書き続けている大江さんは、まさに「持続する志」を体現した存在ですね。
2014/7/11, 古井一
いとうくにお 様
みやじま紅葉 様

 みやじま紅葉様からの情報いつもありがたく受け止めております。その「沖縄について考え続けていること」を読みながら、大江さんのエッセイ集「持続する志」を思い浮かべていました。というより正直に言えば「持続する志」からほど遠い自分であるがゆえに、この「持続する志」という言葉そのものに限りなく引かれ続けて来たのでした。
 その本のカバーには23行から成る「『持続する志》のための広告」とあります。その終わりの3行に「ぼくの文学的な、また政治的な想像力の自由をはばむものを敵と呼ぶなら、敵は持続し、かつエスカレートする。ぼくはそれゆえにもまた持続する方途を探しもとめねばならない。」と、昭和43(1968)年に大江さんは記したのでした。「沖縄について考え続けていること」はそれから46年後。まさしく「敵は持続し、かつエスカレートする」今の状況に対置しての大江さんの「持続する志」。それに学びたい。
2014/7/9, みやじま紅葉
いとうくにお様
 古井一様
 皆様

 先の法政大学での講演が雑誌「世界」8月号に掲載されました。
 タイトルは「沖縄について考え続けていること」です。
 p41〜47までです。

  文章の中に登場する、新川さんについて:
 なぜか、大江氏が新川さんにサインして贈った、
 大江氏の本を私は所有しています。

  なぜ私が所有しているのか、今では忘れましたが、
思い出してみたいです。

  大江氏の岩波文庫、小説では初めてでしょうか?
 楽しみです。
2014/6/29, いとうくにお
古井一さん、ご投稿ありがとうございます。大江さんの自選短編集、8月刊行なのですね。楽しみですね。
2014/6/28, 古井一
 今日届いた「図書」の「8月刊行予定の本」に確かにありました。
「大江健三郎自選短編」岩波文庫 848頁。大きいページ数とは本当でした。どんな作品を大江さんご自身選ばれたのでしょうか。19日刊、楽しみに待ちます。
2014/6/24, 古井一
取り寄せた「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集 全30巻」のパンフレット。
そこに
「日本人を名乗る我々とは、いったい何者なのか?
混乱の今、これは切実な問いである。
答えを求めて文学に向かおう。池澤夏樹」
とある。
全30巻「01 古事記 池澤夏樹 訳」〜「30 日本語のために」。
『「22 大江健三郎 人生の親戚 狩猟で暮らしたわれらの先祖 他」 この人の作品世界はあまりに広くて全容がなかなか見えない。女性原理、宇宙、辺境、政治などを貫くもの。』と記した編者は「他」にどのような大江作品を選んだのだろうか。2014年11月古事記から始まる刊行スケジュールには2015年6月「大江健三郎」とある。
またパンフレットには「面白く、自然に」と題した大江さんの推薦のことばも。
第8回大江健三郎賞選評の中で大江さんが記しておられた岩波文庫の大きいページ数の短編自薦集。
この国全体を覆う理不尽な状況。大江ファンとして答えを求めてこの2冊の本に向かいたいと今切実に思う。
2014/6/23, いとうくにお
フォニックス・プロモートさん、ご案内ありがとうございました。
2014/6/22, フォニックス・プロモート
パーカッション・アンサンブル「上野信一&フォニックス・レフレクション」のサポートを行っておりますフォニックス・プロモートと申します。2014年6月30日(月)に国立オリンピック記念青少年センター 小ホール(小田急線参宮橋徒歩7分 千代田線代々木公園徒歩10分)で夜7時からコンサートを行いますが、そこで武満徹の「雨の樹」(Rain Tree)という曲が演奏されます。大江ファンの方はこの曲が「頭のいい「雨の樹」」に触発されて書かれ、そしてこの曲を聞いた大江健三郎がさらに「「雨の樹」を聞く女たち」を書いたことはご存じと思いますが、生演奏を聴くチャンスはなかなかないと思うので、ご紹介します。
演奏は鍵盤打楽器(マリンバとビブラフォーン)、武満らしい、端正で幻想的な名曲だと思います。コンサートの当日券はありませんので、ご希望の方はチケット販売サイト カンフェッティか、フォニックス・プロモート(SNA41919@nifty.com)までお申込みください。一般3000円、学生2000円です。
2014/6/22, いとうくにお
みやじま紅葉さん、いつも貴重な情報をありがとうございます。
2014/6/22, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

  じめじめして、またサッカーも佳境ですね・・・

 「新潮」6月号(永久保存版)の対談を紹介します。
  
 @対談;古井由吉氏との対談 「新潮」6月号より
    今や、大江氏と文学上の対談ができる唯一の作家です。
    ひさしぶりの対談で、おそらく最後の対談でしょうか、
   大江氏は先の「晩年様式集」を直しながら、毎日を
   過ごされているようです。
    古井氏との対談により、いつものように、次の作がうまれるのでしょうか?
   もしそうならば楽しみです。

 A対談「大江健三郎x岩城けい」大江健三郎受賞記念
    「群像」7月号(2014)p128〜140
    私が興味ある部分には
     「ごく最近、ちょうど百年前に書かれた、夏目漱石の「こころ」を読み返したら
      「明治の精神」という言葉が使われていました。(略)」

 以上、対談を紹介しました。
2014/5/8, みやじま紅葉
いとうくにお様
 タカコ様
 皆様

 タカコ様、参考になり嬉しいです。地方に住んでいますので大江氏関連の講演に出かけられないので、書物で我慢しています。

 このところ、大江氏の文章に接することがないので寂し限りですが・・・

 @「新潮」創刊110周年記念号 6月号
   (5月7日発売 1300円)
   古井由吉氏との特別対談があります。
  おそらく、両氏にとって最後の対談でしょうか。

 楽しみですね。
2014/4/14, タカコ
みやじま紅葉さま

「死者の声、生者の言葉」の紹介、ありがとうございました。すぐに購入し読みました。

12日に開かれた小森陽一さんの講演会「3.11後の大江健三郎」について少しご報告いたします。当日は定員60名のところ80名の方が参加されました。

講演会の内容は「死者の声、生者の言葉」の第6章「死者との対話を持続するために」に沿ったものでした。

2013年3月9日明治公園で開催された「つながろうフクシマ、さようなら原発大行進」での大江さんのスピーチで紹介され引用もされた林京子さんの小説「再びルイへ」について、さらに「晩年様式集」の群像掲載時から単行本への書き直しについて語られました。

「再びルイへ」は2013年群像4月号に「晩年様式集」(14)と同じ号に掲載されています。これらのことは「死者の声、生者の言葉」小森陽一著をお読み下さい。

本には書かれていないことで私が興味深かったのは渡されたレジュメです。
その群像4月号掲載の「晩年様式集(14)」から単行本への書き直しを実際に小森さんが群像を校正して修正を加え大江さんの書き直しを再現したものです。

***
雑誌掲載と単行本とを比べてみると、一万八千数百字から七千字近くが削除訂正されていることがわかる。訂正箇所は百五十をこえている。―「死者の声、生者の言葉」
***

これが実際に手を入れたレジュメをみると視覚的に大江さんの書き直しを感じ、話しには聞いていた大江さんのエラボレーションを実感できるのです。

本当に大江さんはどこまでも本をよむ喜びを刺激して下さいますね。

大江健三郎賞がとうとう最後になってしまったこと、今年は対談が公開されないこと、残念でなりませんがお元気でこれからも新たな最後の小説を書いて頂きたいです。
2014/4/11, いとうくにお
みやじま紅葉さん、情報ありがとうございます。大江賞は、今回が最後だそうですね。
自選短篇集も、楽しみです。
2014/4/11, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様
 いくつかのニュースをお知らせします。
本日(11日)、雑誌「群像」5月号を入手。

 @第8回大江健三郎賞について
   「新しい作家が規範を作るー八年間の賞選考から」84〜90頁
   岩城けい「さようなら、オレンジ」が選ばれています。

 A岩波文庫から短篇自選集がでます
   上の文から引用すると、

   私はいまやはり「晩年の仕事」のひとつとして(略)大きいぺージ数の
   短篇自選集を出してもらう準備をしています。

 こちらも楽しみです。
2014/3/31, いとうくにお
みやじま紅葉さん、小森陽一さんの本のご紹介、ありがとうございました。
2014/3/31, みやじま紅葉
いとうくにお様
 タカコ様
 皆様
 昨日、消費税が上がるということで、当地の、ゆめタウンをぶらぶら、本屋さんにも行き当たりました。

 ふと、手にしたのが、小森陽一氏の『死者の声、生者の言葉』(新日本出版社、2014年2月25日初版発行、本体1600円、全190頁)です。まさしく、告知された講演に持参されるにふさわしい本です。

 内容は、講演で語られることです。

 この本には、3.11以後の、大江氏を読み解くための案内書であり、しかも、『晩年様式集』を読み解いたり、雑誌版と比較してどのように削除されたか、削除箇所の数などが書かれています。
 また、なぜ、登場人物の、あの二人は、結婚することになったか、その事実にはオドロキました。

 当方も、『晩年様式集』の読み方に目をひらかれました。この本は小森氏、渾身の一冊です。

 是非、手にお取りください。
2014/3/31, いとうくにお
北海道在住のタカコさんから、小森陽一さんの講演の情報をいただきましたのでご紹介しておきます。

文学講座:3.11後の大江健三郎「私は生き直すことができない。しかし/私らは生き直すことができる」
 大江健三郎の新作『晩年様式集』(講談社)は、雑誌「群像」で2年弱連載した同名小説に書き直しを加え、2013 年10 月に刊行された。
東日本大震災と福島原発事故後に書きはじめられたこの小説について、大江は「書きかけの短編への興味を失い、本も読めず、何をしても現実から逃れられない。ならば、追い詰められた気持ちで生きている、この時間のことを書こうと決めました。今も汚染水漏れをはじめとする原発事故の問題が社会全体を覆い、その危機の中で老年の自分が死について考えている。私の小説で何十年も未解決のままだった課題や50歳になった障害を持つ息子のこと、海外メディアへ答えた談話……。それらを全部、いろんな文章で毎月書いていった。すなわち『晩年様式集』です」と語っている。
 大江作品の評論や解説を書かれている小森陽一さん(東京大学大学院教授・日本近代文学)
に、この小説を読み解いていただきます。
日時:2014年4月12日(土)18時30分〜(開場20 分前)
会場:かでる2・7‐1070研修室(北2条西7丁目)
参加費:600円(当日支払) 会場定員60名
主催:文学講座委員会 bungakukouza@yahoo.co.jp
2014/3/21, いとうくにお
みやじま紅葉さん、こんにちは。3月の講演というと、30日の滋賀の糸賀一雄氏生誕100年記念ですね。
NHKの報道は、これですね。大江さんの発言は、「次の世代を担う若者たちのために戦争ができる国づくりを進めてはならない。憲法9条の理念であすの生き方をつくろう」というものだったそうです。この言葉が、若い人たちにも響くとよいのですが。
2014/3/21, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様
 大江氏の連載が終わったためか、このところ、3月の講演が
 待たれますね。
  本日(3月21日)の、NHKのテレビで、午前7時過ぎのニュースで
 集会での姿を見ました。
  元気そうで、「図書」連載の単行本化がまたれます。

このページは大江健三郎ファンクラブの掲示板の一部です。