掲示板

1995-1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 【最初に戻る】
2015/9/13, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 先の講演が活字になりました。(6月29日)

@ 雑誌「新潮」10月号
「漱石100年後の小説家」大江健三郎・古井由吉
p199〜207

「自分の最後の仕事だと思っています」

と述べる大江氏は次の仕事をしっかりと見据えています。
2015/8/24, いとうくにお
古井さん、こんばんは。早稲田文学の大江さんの記事では、僕もその部分が印象に残っています。人は成長し、考えを深め、発展させていける存在であるわけですから、現在の意見・考えとは違う発言であっても過去のそれを隠蔽する必要はないはずですね。
2015/8/24, 古井一
いとうくにお様

いつもながらのみやじま紅葉様の情報で早稲田文学を購入しました。みやじま様ありがとうございます。早速「半世紀後の『ヒロシマノート』」を読み、あらためて大江さんの持続する志に深く感じ入りました。そこで取り上げられている『核時代の想像力』については、3・11以後それにふれたいくつかの書物を目にしましたが、著名な社会学者のひとつの記述が澱のように僕の心の奥底に沈殿し、大江ファンを不愉快にしておりました。そこには「、、、、、、、原子力に対して批判的な立場を取っているつもりの大江健三郎のような人物さえも、、、、、、、」と。この学者が「半世紀後の『ヒロシマノート』」を読んだとして、「つもりの大江健三郎」などとその後も揶揄し続けるのだろうか。それに比し大江ファンとして、小熊英二氏の著書『アウトテイクス』(慶應義塾大学出版会)のなかの『「戦後民主主義」とナショナリズム − 初期の大江健三郎を事例として』の追記全文をここに引いておきたい。『大江は一九九一年に、本稿で検証した初期のエッセイ類を文庫版として再販するにあたり、こう述べている。これらの文章は、「幼い論理、限られた視野、ひとりの思いこみにすぎぬ党派意識というものこそあらわであれ、やはり自分の少年時、青年時の生活感情についてもっとも素直に表現したものであった」。それゆえ、再販にあたっても文章の修正は行なわず、「最初の版のすべての文章に責任をとりたいと思う」。彼のこうした姿勢によって、本稿のような研究が可能であったことを、最後に記しておく。』。その一貫した姿勢に大江ファンのこころがふるえます。
2015/8/12, いとうくにお
みやじま紅葉さん、詳しいお話、ありがとうございます。僕も入手することにしました。
2015/8/12, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 あと一作、と大江健三郎氏は語ります。

『早稲田文学』秋 2015年(8月7日発行)です。
@ 巻頭『グラビア』篠山紀信氏の3枚
A 「半世紀後の『ヒロシマ・ノート』」p12〜24

  率直に現在の心境と、今までの創作への批評をすべて受け入れる心境
 には、ただただ頭を下げるしかありません。
  
  どのような「一作」ができあがるのか、待ちます。皆様、ぜひ、読んでみてください。
この夏の一日を、この本で過ごしましょう。
 
 なお、編集者の「市川真一」氏は、編集者で、聞き手。別名「前田塁」、大のカープファン
 で、先日、当地のテレビで、この本を宣伝。年間15試合を当地で見ているそうです。
2015/8/12, いとうくにお
みやじま紅葉さん、情報ありがとうございます。楽しみですね。
2015/8/11, みやじま紅葉
いとうくにお様
 皆様

 WEBを見ていましたら、『早稲田大学 秋 2015』8月7日発行には
大江健三郎氏のグラビアが掲載されています。

 早速、アマゾンで注文しました。

 到着が楽しみです。
2015/7/18, いとうくにお
みやじま紅葉さん、こんにちは。新聞の情報、ありがとうございます。
2015/7/18, みやじま紅葉
いとうくにお様
 古井一様

 ここにも書かれていました、対談「漱石100年後の小説家」の要約が
 当地の「中国新聞」7月17日(金)朝刊に掲載されています。

 「漱石の「真面目力」考察」とあって、次のようにあります。

 「虞美人草」、「こころ」と「明暗」の三作をあげて、現在の心境を
大江氏は古井由吉氏を相手に話しています。

 ということで、古井一様、ここに書きました。
2015/6/18, みやじま紅葉
いとうくにお様
古井一様
 皆様

 「図書」6月号、本日、定期購読で送られてきました。何分にも当地は
東京より遠いものですから、やっと届きました。

 いい文章ですので、やはり必読です。

 お礼まで。ありがとうございます。
2015/6/15, いとうくにお
古井さん、「図書」のこと、ありがとうございます。購読していながら、最近は怠けて手に取ることもしないでおりました。いま池澤夏樹さんのその連載を読みました。これは、『日本文学全集 大江健三郎』へ読者を導く呼び水のような内容ですね。
2015/6/15,
いとうくにお 様

                           古井一

 こんにちは。「文学の淵を渡る」をめぐる読書会楽しい時間だったでしょうね。オフ会レポートに読後の僕たちの気持ちがよく表れていると思いました。何より作家生活が半世紀を超えるお二人の互いの敬愛と対話の誠実さが読む者に伝わってきて、難しくはあっても僕たちに読む楽しさと読後の爽やかさをもたらしてくれてるように思いました。
 ところで、「図書」に池澤夏樹さん連載「詩のなぐさめ」がありますが、その6月号に「大江健三郎からW・H・オーデン」と題して大江さんと詩の深い関わりを書いています。みやじま紅葉さんはじめ皆さんお読みになっておられるでしょうが。
2015/6/13, みやじま紅葉
いとうくにお様
 古井一様
 皆様

 古井一様が購入された『大江健三郎』日本文学全集(6月30日発行)を
本日手に入れました。

 池澤夏樹氏が『同時代ゲーム』を大切なものとして考えられていることに
当方もそうであることから、感銘を受けました。
 解説、年譜もいいものです。

 古井一様を本名と思っていましたが・・・、驚きです。
いいですね、対談は・・・、当地からは遠いので、あきらめます。
今後ともよろしくおねがいします。
2015/6/13, いとうくにお
古井一さん、ご投稿ありがとうございます。池澤さんのセレクトは、標準的なそれとは違う感じがあって、興味深いですね。加筆修正が入っているなら、僕も買ってみようかなあ。
2015/6/13, 古井一
いとうくにお 様
みやじま紅葉 様
                           古井一
 こんにちは。
 昨夜は購入した『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集22 大江健三郎』を枕元に置いて寝ました。あの膨大ともいえる作品群から池澤さんはどれを、小説だけだろうか、エッセーは、、、、、、。これがファンである僕の興味の一つでした。それについてのカバー帯案内文(河出さんお許しを)。《悲しみは人生の親戚 ー 子どもの死に見舞われながら人生の事業に乗り出す女性を描いた長編「人生の親戚」と汚染された地球が舞台の近未来SF「治療塔」。部屋に閉じ籠り<鳥たち>と暮らす青年を描く「鳥」、隣人となった「山の人」の自由への希求が市民たちを戦慄させる「狩猟で暮したわれらの先祖」。他に『ヒロシマ・ノート』より「人間の威厳について」、『私という小説家の作り方』より「ナラティヴ、つまりいかに語るかの問題」。女性原理を主軸にした長編二篇に短篇とエッセーで全体像を提示する。著者による加筆修訂。》ちなみに加筆修訂は収録された小説のすべてとありました。
 さて、これから読み始めることにします。。岩波文庫「大江健三郎自選短編」は読み終わるのにどのくらいの日時を費やしたでしょうか。濃密豊饒な大江作品を読み進めるには時間が。それは読書する喜びを実感できる時間であるだけでなく、人間とは何かを考えさせられる時間でもあるから。
 そのうえで、池澤さんはいまこの国を覆う強権の狂気に抗すべく僕たちの前に『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集22 大江健三郎』を差し出されたのではないかとも。
 ところで、6月29日(月)に「文学の淵を渡る」刊行記念トークイベントとして大江さんと古井さんの「漱石100年後の小説家」と題する対談があることを知り、申し込みました。みやじま紅葉さんは広島でしたでしょうか。東京近在であれば、、、、、。こんなこと記して申し訳ありません。蛇足ですが僕の「古井一」とあるのは「ふるいひと」(もちろん大江さんの「新しい人」が頭にありました)。

第154回紀伊國屋サザンセミナー
『文学の淵を渡る』(新潮社)刊行記念トークイベント
大江健三郎 古井由吉
「漱石100年後の小説家」
2015/5/26, いとうくにお
みやじま紅葉さん、新刊情報ありがとうございます。
2015/5/25, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様
 古井一様

 千字が、朝日新聞のものだとは気付きませんでした。
 
以下のものが出ました。

@ 大江健三郎氏による文庫解説「「奇妙な味」は文学たりうるかー本谷有希子の冒険」
本谷有希子『嵐のピクニック』講談社文庫 5月15日発行

これは「大江健三郎賞」受賞作です。

皆様、お手にお取りください。
2015/5/5, いとうくにお
福本さん、古井さん、ご投稿ありがとうございます。大江さんのメッセージはちゃんと皆さんの胸に届いているのですね。
2015/5/4, 古井一
こんばんは。しばらくぶりに投稿します。
 今朝の朝日新聞1面には「戦後70年 憲法の岐路」の見出しの下に『護憲派による「平和といのちと人権を!5・3憲法集会」に集まった参加者たち』と記した写真、もう一枚は『「新しい憲法をつくる国民会議」の大会で万歳三唱する参加者たち』とあり、その二つの写真をあらためて見て同じ2015年5月3日午後のものであるにもかかわらず、その写し出された情景の余りの違いに、時代が違うのでは、と驚きもました。
 その参加者約3万人のうちの1人に この国の今の時代状況に真正面から向き合っての大江さんの話にこころを突き動かされている僕がいました。
 さて、そこへの電車の往復3時間を超える時間をこれまでも何度か読んでいた「文学の淵を渡る」(みやじま紅葉さんのいつもながらの早くて的確な情報で購入しました。感謝です。)に充てました。古井さんと大江さんというお二人の大作家、大知識人の対談内容をとても理解できる知識も能力も僕にはありませんが、それでもお二人の話に引き込まれいる自分がそこにいることは確かでした。
 そこで脇道のように、例えば「文学の伝承」の中で大江さんが「、、、、。実は新聞の広告に使う千字の文章を書けと頼まれ、この三日間、朝から晩まで原稿用紙に向かっているのですが、まだ完成しない。、、、、。」とあるのは、僕が大切にとっておいた1月1日の朝日新聞の岩波書店一頁全面広告『「戦」の「後」であり続けるために』の『「大江健三郎「渡辺一夫の声が聞こえる」』ではないかと取り出して字数を数えるとほぼ千字、対談は12月3日でしたから、間違いないのでは、と。そして、そこに引用されている前半の部分は「大江健三郎自選短編」の「怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって」の中にも引用されていることを、確かめたりしたもしたのでした。こうした声など知ることもなく、知ったとしても一切耳を傾けることはないだろう安倍(首相)に集会で怒りの声を大江さんは発したのでしたのですが、それで話を終えるような人ではないのが大江さんです。最後に当日配られたプログラムに記されたメッセージに今、一番大切と思う言葉、そこに参加者共々拠って立つ、向かうべき根本の考え方があるとして、それを大江さんご自身が読み上げられました。そこに希望がありました。
2015/5/4, 福本徹之
ここの処の政治家の動きに対し大江さんがコメントを出しておられますが、以前と変わらず、むしろ一層ふっきれた冴えた感覚で、表現を的確に発しておられるようです。
大江さんは衰えていません、むしろ一層冴えた直さいな表現力(知と感覚)でコメントを発しています。
2015/5/1, いとうくにお
みやじま紅葉さん、新刊の情報、ありがとうございます。これがそうなのですね。
2015/4/30, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 以下の対談集が発行されました。

@ 『文学の淵を渡る』大江健三郎 古井由吉 (新潮社)
平成27年4月25日発行
定価1600円

 22年にわたっての、5篇が収録されています。どれも読みごたえのある
対談集です。
 どのような小説が生まれてくるのか、待たれます。

皆様もお手にお取りください。
2015/3/11, いとうくにお
みやじま紅葉さん、こんばんは。「新潮」に載った対談は読みましたよ。大江さん、小説執筆を再開しそうな雰囲気ですね。4月に刊行される対談集は、「新潮」に未掲載の分も相当にあって、それを、ということなんでしょうかね。楽しみですね。
2015/3/11, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 三月、寒い日が続きます。

 さて、原則的には、大江健三郎氏は、対談集を出さないことにされておられたので、
膨大な対談は未刊行のままです。おそらく、初めてでしょか。「波」3月号による。

@ 『大江健三郎+古井由吉 対談集』新潮社 4月刊行予定

となっています。

いよいよ、何かの始まりのような、大江氏の、今年最初のものです。
2015/2/28, いとうくにお
みやじま紅葉さん、本のご紹介、ありがとうございました。「近代日本最大の作家」と言ってもらえると、ファンとしても嬉しいですね。
2015/2/27, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 以下の本が出て、さっそく、読みました。

@ 『江藤淳と大江健三郎 戦後日本の政治と文学』(筑摩書房)
小谷野敦 2015年2月25日初版第1刷(本体2400円)

大江健三郎氏の、全集などに収録されていない、初期の作品も登場。

この著書は、現在書かれた、最高の評伝であるといえましょう。小谷野敦氏は、
大江氏を「近代日本最大の作家」としてとらえています。

皆様、手に取って、お読みください。おすすめです。
2015/2/21, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 春はまだですが・・・、梅は当地でも咲はじめです。このところ、
文学全集の話題があります。

@ 新潮文庫『日本文学100年の名作』第6巻 平成27年2月1日発行
 大江健三郎氏の作品は「空の怪物アグイー」です。


当方はもう何度も、何十回も再読しています。
2015/2/7, いとうくにお
なるほど、そういうことでしたか! 楽しみな展開ですね。
2015/2/7, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 先ほどの文章に追加します。

 対談では、書くとしたら、「わたくし」小説になる、と大江健三郎氏は語っているように思います。
 
 したがって、その小説を近い将来、私たちは読むことができるように思います。

 以前、出版社から、大江氏に対して、私小説を書いてください、という要望があった、と言われていましたから、それが形を変えて「わたくし」小説かもしれません。

 ちょっと、説明不足気味でした。
2015/2/7, いとうくにお
みやじま紅葉さん、こんにちは。小説が読めるかも? はてさて、どういうことでしょう。気になりますねぇ。
2015/2/7, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 以下の雑誌が発行されて、その対談で、ひょっとしたら、「わたくし」小説が読めるかもしれません。

@ 雑誌「新潮」3月号
大江健三郎x古井由吉「文学の伝承」(p147〜161)

ということで、店頭で手に取ってください。
2015/2/3, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 以下の本が出るようです。2月25日発売です。筑摩書房からです。

@ 『江藤淳と大江健三郎』
二人の伝記のようです。

 著者は最近芥川賞にもノミネートされた方です。

いつか出るように思っていた本ですね。
2015/1/19, いとうくにお
みやじま紅葉さん、情報をありがとうございます。この対談は、直接聞いてきましたが、とても面白いものでした。日本文学全集の『古事記』は、昨日、買ってきましたよ。
2015/1/19, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 先の「日本文学全集」(河出書房新社)の対談が、雑誌「文藝」新春特別号(2015年2月1日発行)に掲載されています。

@ 特集「日本文学全集」
特別対談「大江健三郎x池澤夏樹」日本を変革する新しい文学運動がはじまった

その内容を一部かきますと、

 非常に具体的に実のある文学運動が、いまから数年の間に行われる。

とあります。期待されます。
2015/1/11, いとうくにお
みやじま紅葉さん、皆さん、新年明けましておめでとうざいます。今年もよろしくお願いします。今年は大江さんの本が何冊出るか、楽しみですね。
新年は、『大江健三郎自選短篇』を読みつつ迎えました。冒頭の「奇妙な仕事」と、それに続く「死者の奢り」は、大江さん自身があとがきで書かれているように「同工異曲」の評を受けたとのことですが、ベクトルの方向は同じであるとしても、その長さは「死者の奢り」のおいて格段に伸びていて、この作家のポテンシャルの高さを改めて認識したしだいです。
2015/1/10, みやじま紅葉
いとうくにお様
皆様

 2015年、今年もよろしくおねがいします。
 朝日新聞の1月1日では、岩波書店の一面広告で
 「戦」の「後」であり続けるために、で大江健三郎氏は、
 「渡辺一夫の声が聞こえる」と題して、新生代へ贈る言葉を
 書かれています。

 さて、今年の出版予定は何でしょうか、予想してみます。

@ 岩波から、連載のものが出版されますでしょうか?
A 対談・講演は、だいぶたまりましたが、どうでしょうか?

ということで、初夢を書いてみました。

このページは大江健三郎ファンクラブの掲示板の一部です。