エンゼルギア研究所
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Last Update/2012.02.05


◇ 第75話『風速40m(後篇)』◇

「最近ひさしゅー聞いてなかったろーほーでんな、それは」
――神宮寺カッツェ

 

今回予告/ハンドアウト/自己紹介/シーン1
Last-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending


今回予告

 

――承前。

 

 


シナリオハンドアウト
▼PC1 橘 響  ギアドライバー/フェンサー
 ナビゲーター:草薙伊音
 ダーザイン:【草薙伊音からの信頼】

▼PC2 カトリーネ9−6  完全機械化兵
 ダーザイン:【ロッテ10-1からの純愛】

▼PC3 神宮寺 カッツェ  指揮官
 ダーザイン:【ヤーウェ・アウストからの侮蔑】


自己紹介
響:「オレは橘響。響(ヒビキ)でいいぜ」
響:「いちおう中尉なんだっけか。シュネルギア3番機“マサムネ”のドライバーだ」
響:「気がつきゃ、オレもけっこう古株になっちまってるんだよなぁ……」
響:「っと、忘れるところだった。ナビゲーターは草薙家の伊音ちゃんな。冗談は通じない方だから、気をつけろよ……っとと、悪ィ悪ィ(苦笑)」<睨まれた(笑)
響:「まあ、とりあえず。悪い奴をぶっちめに行かねーとな!」
響:初期ダーザインは【草薙伊音からの幸福感/2】【自己からの執着/2】
響:シナリオダーザインは【草薙伊音からの信頼/2】
響:PC間ダーザインは【カトリーネからの尊敬/2】
響:以上(オーバー)!

カトリーネ:「零式完全機械化兵カトリーネ9−6です。本作戦への配備を命じられました。よろしくお願いいたします」
カトリーネ:煙るような金の髪をした、まさに“お人形のような”外見を持つ。
カトリーネ:(ロッテ10-1。――貴女の願いは必ず果たします)
カトリーネ:シナリオダーザインはロッテ10-1からの純愛
カトリーネ:PC間ダーザインはカッツェからの同情
カトリーネ:以上、よろしくお願いします

カッツェ:「うい、手短に。神宮寺カッツェ少佐や」
カッツェ:「……なんやあれやね、ウサン臭いのは信じたらあかんわな、やっぱ」
カッツェ:「ぶっちゃけウチらレベルでやらないかんことの尻ぬぐいで申し訳ない! ってな感じなんやけど」
カッツェ:「手え貸してもらわな、にっちもさっちもいかんのよ、これが」
カッツェ:「そな訳で、ちこっと遠くに出張るで?」
カッツェ:今回も見事にしてやられた小隊指揮官(汗)。
カッツェ:最低限の責務と、ちっちゃな約束を守るため、例のごとくじたばた足掻く。
カッツェ:初期ダーザインは【部下からの期待】と【自己からの執着】。
カッツェ:シナリオダーザインは【ヤーウェ・アウストからの侮蔑】、PC間ダーザインは【橘響からの困惑】です。
カッツェ:さらに前半で得たダーザイン【ロッテからの願い】を常備化してみました。劇場版特別企画(笑)。
カッツェ:以上です。それではみなさん、二日目もよろしくお願いいたします。


■オープニングフェイズ/シーン1 「状況報告」
 シーンPC:響。
全員登場済。

GM:あのあと、機体の収納もそこそこに、一同は会議室に集められた。
GM:壇上には珍しくヴィヴリオが立っている
響:「――あ、うー」(だらけて机に突っ伏し中)
カッツェ:「ま、とりあえず、以上が現場で得た情報ですわ」と、報告終了を。
GM/ヴィヴリオ:「御苦労。――さて、状況は貴様らが思うより最悪だ」
GM:まずはこの映像を見ろ、と
GM:スクリーンに何かが映る
響:ぐたー、としつつ目だけ上げて見る。
GM:海上に浮かぶ工場。奇妙な形をしているが――。
GM/ヴィヴリオ:「ヤーウェ・アウストの指揮によって建造されていた、第9世代型完全機械化兵の量産工場だ。表向きはな」
響:「あれが“バビロニア”……?」
GM/ヴィヴリオ:「そうだ。そして、第10世代型の試験量産設備も備えている」
GM/ヴィヴリオ:「幸い、ヤーウェ・アウストの注意を少佐が引いてくれたおかげで、こちらの内偵を進めることが出来た」
カトリーネ:「……」じ、と見つめる
GM/ヴィヴリオ:「この工場の外見をよく覚えておけ」
響:ちなみに、どんなデザインでしょーかGM?
GM:円環が幾つも連なっている感じ
カッツェ:「こうしてみると……悪役が陣取るに相応しいデザインやなぁ……建造中に誰も疑問思わなかったんやろか?」たはは、と苦笑い。
カトリーネ:「この形状に何か意味があるのですか?」>大佐
GM/ヴィヴリオ:「ある。……次はこれだ」

GM:スクリーンに映るのは、V機関に取り付けられた、小さい装置。
GM/ヴィヴリオ:「これがヤーウェ・システムだ。説明については、聞いているな」
響:「V機関の出力加速装置、でしたよね」
GM/ヴィヴリオ:「本日起きた、ロッテ10-1の暴走の原因はこれにある」
GM:本来、ヤーウェ・システムはエーテルで吹く笛だと説明された。
GM:しかし、一定周波数以上の非可聴域の音が吹き込まれると
響:「…………」(ぐたっとしつつ注目)
GM/ヴィヴリオ:「このシステムは、V機関の搭載者を乗っ取り、外部から操ることが出来るようになる」
GM:ヤーウェ・システムにより、体内を循環させるエーテルを操ることができる。
GM:それによって、肉体の操縦を奪うことができるのだ。
響:「ひっでえの」<乗っ取り
GM/伊音:「なんと言うことだ……! 彼女ら無くして、ヤシマの護りは敵わぬというのに」
カトリーネ:「わたしたちのように、エーテルを介して動くものに対しての効果は絶大、ですね」<外部から
カッツェ:「ウチの子らに対する被害は、どないなんでしょか、大佐?」<どんくらいが埋め込まれ済み?
GM/ヴィヴリオ:「幸い、瑞穂基地にいる完全機械化兵にはまだ搭載していない」
カッツェ:「最近ひさしゅー聞いてなかったろーほーでんな、それは」<瑞穂の子たちは大丈夫
響:「シュネルギアにも当然、非搭載ですよね?」(した、と挙手&質問)>大佐
GM:うむ、と頷く>響
GM/ヴィヴリオ:「しかし、全国の基地で先行して増設手術は行われていた。その数は機械化兵、完全機械化兵も含めて2個連隊以上、1個師団未満というところだ」
カッツェ:「つまり……間ぁあければそれだけの潜在脅威が実際の驚異になってまう、と」<前回急がせた理由
GM/ヴィヴリオ:「ただ、問題の周波数の音域は、通常では存在しない類の音域に設定されている。故に、上層部はアウスト博士の反乱も時間が解決してくれると思っていたようだ」
カトリーネ:「なら、除装手段はあるのですか?」<システム>大佐
GM:首を横に振る>カティ
GM/ヴィヴリオ:「V機関への増設は簡易にできるが、ダウングレードは考慮されていないシステムだ。戦闘能力を落とさず外すには時間がかかる」
カトリーネ:「そうですか……」<解除方法なし
GM:さらにだ、と
GM:ここで再びバビロニアが映る
GM/ヴィヴリオ:「もう一度よく形を見てみろ。何かに似ていないか?」
響:「実際、笛を吹かなきゃお人形さんは踊ってくれねえ……って」
響:まさか、と感づいて半身を起こす。
カトリーネ:「……ふえ」
カッツェ:ジーっと目を細めて、凝視。で、あちゃあと<画像を
響:「輪の連なり……これ自体が1つの音響装置になってる、ってことか」
GM/ヴィヴリオ:「その通りだ」
GM:バビロニアが消え、地図が映る
響:場所はやっぱり帝都湾?(わくわく)
GM:うむ(笑)
カトリーネ:よし、響は泳いで潜入だ(笑)
響:シュネルギアで泳ぐのならやったぜ?(笑)
カッツェ:「あれだけおっきな楽器や、そらさぞ音もおっきーでしょなぁ……」想像もしたくないけど、想像してしまって(汗)
GM/ヴィヴリオ:「この工場に風速10メートル程度の風が吹き込んだ場合……」
GM:全国の地図のうち、関東の何箇所かが僅かに赤くなる。
GM/ヴィヴリオ:「風速20メートルならば…」
GM:関東一帯へと、赤い箇所が広がっていく
響:「…………」(やーな予感)
GM/ヴィヴリオ:「風速40メートルならば…」
GM:東海、甲信越、北陸、東北とどんどん赤が広がっていく
カッツェ:「はははー、大佐ー」
カッツェ:「脅かさんといてください、風速40メートルなんて台風でもこな……」
カッツェ:言っといて、自分で黙る。今は美しい日本の夏だ(笑)
カッツェ:冷や汗を流しながら、大佐に視線を。
GM/ヴィヴリオ:「その通りだ、少佐。台風が来なければ、な」
響:「そンなつごーよく台風なんか来るわけねーって……」
響:ヴィヴリオの雰囲気に、嫌ーな顔になって黙る(笑)。
GM/まどか:「えーっと。現在、天津島の南海上に大型の台風が迫っています。規模は風速約50メートルクラスで、北東に針路を取りながら、なお発達中です」
GM:天気図に変わる
カッツェ:「……ほんま?」
カッツェ:ギギギギっと、油の切れたロボよろしく、まどかたんの方を(笑)
響:「うわー、すっげー線が密集してやがるー」(棒読み)<天気図
GM/まどか:「気象庁の予測どおりなら、関東にさしかかるのが今夜夜半です」
GM:真っ青な顔のまどかが汗を流しながら、御天気おねえさん
カトリーネ:「それまでに、バビロニアを落とさなければいけないのですね」
響:「大佐っ!」(しゅたっ! と挙手)
響:「今すぐ! 全力で! ありったけのミサイルあれにぶちこんで壊しませんかっ!!」(力説(笑))
GM/ヴィヴリオ:「ふむ。合理的な解答だ」
カッツェ:「いや、響たん。あっちにって手も!」台風指さして
GM:映像が変わる
GM/まどか:「ヤシマ陸軍第4師団、第22空挺部隊が、1時間程前にバビロニアに突入を試みました」
響:「おおー」(陸軍にしては素早い対応ー、と素直に感心)
GM:上空から舞い降りようとするアペルギアやフライングユニット
GM:しかし
カッツェ:「……ああ、あかん。なんかダメな予感するわ」<画面を見て
GM:バビロニアから金や黒、白の影が幾つも飛び出す
響:「何だ、アレ……?」
GM:木の葉を散らすように海に叩き落され、もしくは火の華に変っていく
響:思わず身を乗り出し。
響:「うあー……」(嫌ーな顔に)
カトリーネ:「……」
GM/ヴィヴリオ:「ロッテ10-1の試験量産型だ。戦闘力については、戦ったカトリーネ、橘、草薙の3名は理解しているな」
響:「あー。これじゃあミサイルどんだけぶちこんでも迎撃されちゃいますか」(がっくり)
GM:伊音はむむむむと唸っている
響:「くっ、じゃあアレないんですかアレ! 超長距離狙撃用陽霊子砲! 宇宙だって撃てたンだから帝都湾のデカブツくらい……!」(再提案(笑))
GM/まどか:「えーっと、それも試みられました」
GM/まどか:「足立海軍基地に、臨時設営された超長距離狙撃用陽霊子砲です」
響:「何だ、話はやいじゃんか。……いや、ってーコトは」(嫌ーな顔)
カッツェ:「場所が場所やさかい。迎撃でけへんようなん撃ち込んだら、本土の方にも被害出るさかいなぁ」
GM:映像がまた変わる。
GM:凄まじい霊子の渦がバビロニアに迫るが……。
響:行けー! と記録映像だけど応援(笑)。
GM:バビロニアの至近で、突如咆哮が捻じ曲げられ、海の向こうに消えていく
GM/まどか:「おそらくですが、ヤーウェ・システムを利用してバビロニアの周辺にエーテルの偏差域を形成しているものと思われます」
響:「何だよ今のっ?! つーか詐欺くさいっ!?」
カッツェ:「……聖光結界みたいなもんかいな。そいや、あん子も似たよなことしてたわ」
響:うあー、と思わず天を仰ぐ(笑)。
カトリーネ:「八門結界とはまた異なる様式ですね」
GM/ヴィヴリオ:「もちろん、陽霊子破城砲“ギャラホルン”ならば、バビロニアも結界ごと撃破できるだろう」
響:「なら――」
GM/ヴィヴリオ:「ただし、その場合はバビロニアに据えられたプラントが反応弾となり、関東一円が消滅するとの予測が出ている。むろん、この基地も光の中だな」
響:「…………」(むー、と唸っている)
GM/ヴィヴリオ:「さて、これをどうにかせねば、我々に未来は無い」
GM:そこでヴィヴリオは椅子に腰掛ける
GM/ヴィヴリオ:「攻略するには、やはり直接吶喊を仕掛けるしかあるまい」
GM/ヴィヴリオ:「少佐。本日夜半までに攻略だ。できるな」
カッツェ:「でける?」そのまま響とカティにスルー(笑)
響:「構造上の弱点があれば、そこを壊せばどーにかできるか?」>伊音にパス(笑)
カトリーネ:「ですが、どのようにしてバビロニアまでたどり着きます? 第22空挺部隊の二の舞になりそうに思います」
GM/伊音:「うむ。しかしまずはカティが言うように、あの完全機械化兵を突破せねばならんぞ」
GM:腕を組んでむうううっと言っている。
カトリーネ:「思い出しましたが、以前オニの少女が笛の音で巨大生物を鎮めた映像を見た事があります。草薙中尉はできませんか?」素で>伊音
GM/伊音:「紀央ならともかく、できるかっ!!」ばんっと机を叩く>カティ
カトリーネ:「……そうなのですか。では司鏡少尉にお願いしてみましょう」>伊音
響:何だかなぁ(笑)。
響:「ダメだって、カティ。それで一部は相殺できても、あんな台風が来たんじゃ焼け石に水だぜ?」>カティ
カトリーネ:「……はぁ。残念です」<焼け石に水
カッツェ:「ま、それ考えるんはウチらのお仕事さかい」<突入方法
カッツェ:「ん、まあでけそーな発言ですんで、了解です」>ヴィヴリオに
響:「――じゃあ、ついでに」(挙手)>カッツェ
響:「もうちょい装備の充実を。天使兵相手じゃないなら、火力が欲しいなー、とか」
GM/ヴィヴリオ:「とりあえず少佐には一つプレゼントがある」
カッツェ:「おお、なんでっしゃろか大佐?」手で響たんを制しつつ
GM:ヴィヴリオはまどかに顎で促す
GM/まどか:「えーっと、これ、ほんとに見せるんですか?」
GM:あははと渇いた笑いを浮かべている
カッツェ:おしりから尻尾をはやしてぴこぴこふってるイメージが(笑)
GM:まどかがえいっとスクリーンになにかを映す
GM:細長いミサイルのような魚雷のような形状
響:「……っ、まさかアレは!」
GM/まどか:「40年戦役中にヤシマが開発していたと言う、潜水艇です」
カッツェ:画面を見て、笑顔のまま凍りつく
GM/まどか:「えーっと、その名も特攻型潜水艇『震雷』です」
響:「いや、ちょっと待った。完機ちゃんともかく、オレらが生身で行ってもイイコトなんにもねーぞーまどかさーん」(弱気抗議(笑))>まどか
カッツェ:「……大佐、うちスタイルえーんであれには入れません」せめてもの、抵抗(笑)
カトリーネ:「……個性的な潜水艇ですね。随分小型のようです」
GM/まどか:「最高速度は300ノット以上になると言うもので、今回はこれにシュネルギアやフライングユニットを搭載するように改造しました」
GM/ヴィヴリオ:「……これで突っ込め」
GM:事も無げに言う司令官
響:「できるのかよっ!」(がーっ!(笑))
カッツェ:ふっふっふ……ヤケになると笑うクセがついた今日この頃(笑)
カトリーネ:「他の手段は……間に合いそうにありませんね」
響:「あー……ま、衛星軌道上から自由落下で大気圏突入しろ、とか言われなかっただけマシ……なのかー?」(ぐったりと机に突っ伏し(笑))
GM:伊音も流石に、口をあけて驚愕している
響:横目で伊音を確認。ああ、何か珍しいもの見れて得した気分(笑)。
カッツェ:「なかなかどーして、素敵な作戦でんなぁ、負けますわ」挑むような笑顔で、大佐に。
GM/ヴィヴリオ:「時間はあまり無いぞ、里見基地に急ぎ迎え。向こうではもう準備が出来ている」
カッツェ:「ええですわ。こんな素敵作戦。信頼されなかったら任されもせんと思て優越感にひたらせてもらいます」
GM:ヴィヴリオは席を立ち、会議室を出て行く。
カッツェ:「自由を我が手に……そんでウチらにはぜひ成田マウントの交通安全のお守りを」以上で(笑)
響:「装備! 装備! こんな時くらいたんまりと武器に火力!」(わぁわぁ(笑))>カッツェ
カトリーネ:しばし瞑目。
カトリーネ:「神宮寺少佐、よろしくお願いします」ピッと敬礼。
GM:シーンエンド。

Last-Opening/Motion-Emotion/Climax-Ending

エンゼルギア研究所/管理人:相馬斉遠