だるそうな空気が、
ハナから部屋に満ちる、

その空気をまた吸っている気が、


肺が、酸素が余り来なくて、
なんか、けだるさだの
かったるさだのばっかりすってくるので、

ぷんぷん怒ってる、


ごめんよ、

＊

今日は、司法試験の事実上の最初の試験日、
短答式試験、マークシート、五択、六〇題、三時間半、のはず、


ほんとは、この前に、一次試験として、
一般教養の試験があるのだけれど、

大学の教養課程修了相当ならば、免除されるので、
あまり、目立たない試験になっている、

この試験が、とんでもない難関らしく、
大変なことである、


二年前の今頃は、結構、きりきりとしていた、

どうしようもない拘束感と、
とりあえず、乗り越えるしかない明確な壁があって、

生きていくのは、それほどつらくなかった、

私の百倍とまで言ってしまうと嘘臭くなるが、
私の十倍は、苦労して、試験を受けている人はいる、


試験が始まる数分前に、
手控え関係をすべてしまって、

そんまんま、なにもオモテにださないようにして、

そのあと数分後に全てを吐き出す、


哀しみのある世界だと、今は思う、

くだらないと思う気持ちは、あるけれど、
その上に乗っかって、生きてしまってる、


私に、何かを与えたのか、
私から、何を奪ったのか、



緊張感ある日を過ごした、
三万の受験生に、
祝福あれ、



こころより、



贖罪をこめて、