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たまあそびと懐古、

5月14日金曜日、

机の中から、
昔もらったおみやげのお菓子が、
ぱりぱりして出てきた、

お菓子自体に、とっても
悪いことをした気分で、

午前中の寝ぼけたままのアタマに、
すこし、かなしさがよぎるけれど、

目の前に、やるべき起案があって、
そのことに没入して、

少しだけ、現世の感情を忘れることができる、

昼休みには、
民事部の部長である裁判官が、

キャッチボールをするというんで、

なぜか裁判所に常備されているグローブとボールを借りて、

甲府市中央にある、中央公園で、
少し、球を投げたり受けたりした、

右肩がごりごりいう、




小さい頃は、北海道の田舎の町で、
とても仲のよかったやつと一緒に、

よく「二人」で野球をやった、

普通のボールだと、固いので、
公式のテニスボールを使ってやる、

小学生低学年だし、
思いっきり打ってもたかがしれている、

そんなこんなで、

一塁だけを決めて、
片方が投げて、もう一人がそれを打つ、

投げた方は、すぐに後ずさって、
飛んでくる球に備え、

ストライクがお約束だから、
バッターも確実に打つ、

打ったら、一塁に走る、

もしランナーがいる状況なら、
仮想一塁ランナーが二塁に走ってるはず、

一塁の向こう側には、
公園の塀だか、公衆便所の壁だかが、あって、

一塁と目されるあたりに、
ピッチャー改め、内野手は、
思いっきりボールをほおり、

一塁付近にボールが先着すればアウト、
あまりにアウトだとゲッツーもある、

打ったバッターのランナーが先につけばセーフ、
余りにセーフだと二塁に行ったことになることも、


そのころは、肩がスムースだった、
毎日、百球以上、連日投げていた、


そんなことを思い出しつつ、

ごりごり言う肩を回しながら、
ネクタイをゆるめた、


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