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7月、(3)
7月22日、木曜日、
今日から、夏休み。
昼頃まで、家の中の片づけをしつつ、出かける機会を窺う。
特急にのって、甲府から東京へ。
一時間ほどで、八王子到着、いつものように京王線に乗り換え。
明日から北海道に出かけることになるのだが、
山梨から空港へのアクセスは、とても悪いので、
とりあえず、今日の内に東京の実家に帰っておく。
甲府で同期の一人が海外に出かけているが、成田だと
なおさら遠いことになる、
今日は、特にすることがなかったので、
20日までで、今年の論文式試験を終えた後輩と会う予定あり。
午後三時に桜上水駅で待ち合わせ。
時間よりも早く到着してきちんと待っているところが、
Kのあいかわらずのところである。
Kは、私より三歳年下で、同じ学習塾でバイトをしていた。
私はそこで5年余り講師として数学なんかを教えていたのだけど、
もう一人、バイトの講師がほしいとボスが言ったのを契機に、
なぜか採用担当の面接官をすることになった、
そのときに、一瞬で採用を決定したのが、K。
10人以上の応募者から二人採用したのだけど、
私が関与したなかで、一番まともだった。
もちろん面接官の好き嫌いは出てしまうのだろうけど、
なんとなく、もっともらしいことをうわべでいってくれる人よりも、
答えられないことには、答えられないほうが、
人としてまともな感じを受ける。
就職活動らしい就職活動もしないまま、
ずるずるとバイトかつ受験生をしていた当時の私に、
採用活動ができるのかどうか怪しいものでもあるが、
でも、だいたい分かるような気がする。
小さい規模の職場だし、結局は一緒に働いてみたいかどうか、
それにかかってくるわけだから、
待ち合わせ場所で、とっても細身のKに挨拶をして、
とりあえず、そのバイト先に久しぶりに挨拶に行くことに、
オモテに出ようとしたちょうどそのときに、なんかうるさいと思ったら、
かみなりがなっていた。
とたんに雨が降り出してきて、その場で雨宿り。
それほど遠くにあるわけではないので、小やみになるのを見計らって、
元バイト先まで駈けていく、
妙に居心地のよいバイト先で、バイトをやめた後も私は、
東京に出てきて、暇なときには、足を運んでいた、
Kは、バイトを終了した時以来、
メンツ自体は、ほとんど変わっていないのだけど、
この近辺では、そもそもコドモの数が減っているせいがあって、
生徒の数がかなり少なくなってしまった点が、大きな違いだろうか。
Kは、現時点でも私なんかにしてみれば、限界に近いくらい
細いように思うのだが、
つい少し前には、その状態からさらに三キロ以上やせていたらしい。
一体、どこの肉がどこへいったというのだ。
うらやましさをベースに、Kに茶々をいれる。
あとで、Kに
「どうも、あの職場にいくと、体重の話になりますね、」
といわれた。
そりゃ、私のせいだから、
正確にいえば、私とKのコントラストのせいかな。
食事でも、という話だったので、バイト先を辞し、
再び京王線で、新宿に向かう、
もう、雨は降っていなかった。
新宿でKが靴を買うのにつきあう、
Kが、結構大きなリュックを背負っているので、
何か、勉強道具でも持ち運んでいるのか、と聞いたら、
せっかく論文式試験が終わった直後に、
何もやろうとはおもいませんよ、との返事、
鞄は、普段、大きいのを持ちつけていると、
その中に、何も特に詰めるものがなくても、
なんとなく、持っていないと落ち着かない、という、
そんなもんだったかな、と言う気がしてきた、
最近は、私は、なるべく手ぶらで出かけるようにしているよ、という話をして、
このときは、ちょうど買った靴を運ぶのに、ちょうど良かったようだ。
ようやく、夕方になってきたものだから、
紀伊国屋の一階で、少し立ち読みをして、
店の目ぼしをつけ、歌舞伎町方面へ。
焼き肉を食べ、
お互い、それほど、ビールは飲めないのだが、
Kが、見た目の印象より、たくさん食っていたので、目的を果たす。
帰りがてら、電気屋さんによってみる、
ノート型にもくっつけられるCD-Rとか、RWとか、
少しだけ物欲がわいたけれど、
カードとかをもって歩いていなかったのが、正解。
帰宅。
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